『厳しい状況だが、僕らが間違えた』
★ミザノ戦FP2を10位で終えたヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「嬉しくはないです。特に午後ですね。セッティングやマシンバランスに改良を加え、加速時のトラクションを増やそうとしたが上手く行かず、コーナー進入時も早くなかったですね。かなり作業していかなければ…考えていたのより、かなり後ろでしたね。スタンダードの『ウェット用セッティング』に手を入れたんです…その方向で続けようって事にして。ただ、戦闘力はそれほどでもなかったんですけど。このベースは悪くないって分かってるんでね。でも、もっと改善すべく頑張らねば。」
【転倒多発で、ロッシ選手も転んでいたが…】
「僕に関しては、フロントタイヤが固すぎて、20度以下の路面温度では上手く機能しなかったんです。午後は、もっと柔らかいのを履いたんで状況は良くなったが、正しい方向に行ってなかったですね。」
【コーナー進入ではホンダ機が安定しているように見えるが…】
「そうですね。RC213V機の方がコーナー進入での戦闘力が高いが、でも、今に始まった事じゃないから。シームレスギアに依るところが大きいのだと思いますが。ホンダは2011年から作業を積んできてるし、うちは去年からですからね。うちのエンジニア陣が開発を続けてくれていて…来季はギャップが縮まってくれると良いんですが。」
【決勝レースは晴れるようだが、もし雨だったら1989年の時のように、危険な路面では走れないと選手らがストライキを起こすかもしれない？】
「当然、雨だとグリップはかなり落ちるが、今日の午後のようにフロントに柔らかめのタイヤを履けば、走れないって言うほど極端は状況ではありません。もし雨がかなり強くなれば、水たまりができて、ハイドロプレーニング現象が起きるでしょ。ただ、それはどこのコースも同じだから。」
【この状況はドゥカティに有利？最近、ここでテストをしたばかりだし…】
「ドゥカティは雨が降れば降るほど良いから…ウェットだと強い走りをしますからね。特にドヴィツィオーゾの戦闘力が上がって、表彰台争いをしてくるんじゃないかと思いますね。」
（2014年09月12日Moto.it記事参照）
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