『レイ:この勝利はラスコルツのため』
★5月10日のSBKイモラ戦でダブル優勝を決めたジョナサン・レイ(カワサキ)のコメント。
「終盤ラップはホアン・ラスコルツのことだけを考えてました。ダッシュボードにステッカーを貼っておいたんですよ…『ホアンのために』って…エネルギーが伝わってきましたね。僕のチームのメカニックの多くは彼と一緒にやってたんですよ。だから、今週末のリザルトは彼に捧げたいですね。」
(※ホアン・ラスコルツは元カワサキのSBKライダーで、2012年のイモラテストの際に大怪我を負い、下半身不随となった)
【最高リザルトを獲得したとは言え、チームにとってはここで走るのは喜ばしいことではなかったのでは…】
「相反するような感覚を抱いてたんじゃないかと思います。メカニックらと話してると、『奇妙な感じだ』って言葉がずっと出てくるんですよ…ここで走ってるって事についてね。そう言う感覚を払いのけるために、何かしたかったんですよね…本当に優秀なスタッフのいるグループなんですよ。彼らは、最高に息のあった状態に速攻でなりましたね。」
【レース1の方が激しい戦いを繰り広げていたが…どの辺が分岐点となった?】
「セッティングに関しては、レース後半で上手く機能するよう作業してたんですよ。だから、レッドフラッグで中断されてから、再スタートを切って6周回走るって言うのは、少し心配でしたね。レース序盤のパフォーマンスには、あまり集中していなかったもんですから。でも、とにかく上手くいきました。トム(サイクス)がミスって(※)…あいにく、彼にとっては大きな代償になってしまったけど、僕の方は貯蓄ができましたね。もう言葉もないですよ。」
【レース2は逃げ切り独走で…今年はそう言うのが多いようだが、飽きない?】
「僕とトムのギャップが1秒にまでなった時、『このままミスなしで、リズム良く走り続けなければ。』って思いました。飽きなかったですよ…リズムを刻むには本当に良く集中していなければならないんでね。…って言うか、ライダーと伸びていくための助けになってくれてるんじゃないんですかね…トップで好ペースを維持するって言うのは、精神的な強さが必要だから。」
【次はホームレースだが…】
「ドニントン戦は楽しみですね…あそこでは議論の的となったレースで勝ったことがあるんで…でも、それ以外は大したリザルトは取ったことはないんですけどね。レベルはかなり高いが…去年、逃げ切ったトムやローリス・バズのパフォーマンスを思えば、かなり良い戦までいけるんじゃないかと思いますよ。イギリス人ファンの前で走るのは良いもんでしょうね。」
(2015年05月10日『Gpone』記事参照)
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