『ドゥカティGP14がGP15に勝つ:レースではそうはいかない』
★8月8日(土)、インディアナポリスGP予選でダニーロ・ペトルッチ操るドゥカティGP14.1機が、最新GP15機をしのぎ5位を獲得すると言うささやかな奇跡とでも言えるような出来事が起きた。
★アンドレア・イアンノーネ(7位、ドゥカティファクトリー)のコメント。
「僕も去年は、今日よりも強い走りができてたんですよ…問題は、去年のマシンだとレースの間ずっと、そのタイムを維持できないってことなんですよね。GP15機の方が、レース距離で言えば絶対に上なんだけど、1周タイムでは何でも有りって感じなんですよ。」
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(10位、ドゥカティファクトリー)のコメント。
「答えは簡単ですよ…去年、僕はここの予選で2位だったけど、その後のレースではギブアップしなければならかった…そのペースを維持できないんですよ。とは言っても、ダニーロ(ペトルッチ)にはお祝いを言わないと…実に上手かったですよね。」
★ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・プラマック)のコメント。
「2人の言うとおりです。僕はペース面では、全然タイムを出せてないから。
僕も信じられないんですよね…燃料タンクが満タンの時は準備OKって感じでは全然なかったし…それが、マシンを予選用のセッティングにしたら文句なしに良くなったんです。予選1の時から良い手応えで、予選2でもそんな感じでした。たまたまドヴィの後ろについた時、いつもより苦戦してるなぁって思いました。本当に申し訳ないです…ドヴィとはよく一緒にトレーニングしていて、マシンを貸してもらったりもしてるんで…僕の方が上に行ってしまって申し訳ないです。」
【第2列を獲得できたわけだが…】
「僕は楽観的ではない方なんで…ここは得意なコースではないし…GP14機がここでは調子良いけれど…少なくとも1周タイムでは調子が良いと言うことで。このマシンはフロントにかなり荷重をかけないとならなくて…燃料タンクが満タンの時は、荷重は後ろに行ってしまうんですよ。それで、自分のペース面に関してはちょっと疑念があって。目標は10位以内に入ることだけど、リズム的にはぎりぎりってとこですね。」
(2015年08月08日『Gpone』記事参照)
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2015年アッセンGP内輪話
●カル・クラッチローのドゥカティ復帰大作戦
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