『ロッシ:懸命に作業したが、それほど解決できなかった』
★2月17日、フィリップアイランドテスト最終日。ヴァレンティーノ・ロッシは11位タイム(ヤマハファクトリー、+0.921、3日間総合12位)を記録した。
★本日のテスト出だしは好調だったが、その後、後退していき、ペース面も良くない。
★ロッシ選手のコメント。
【この3日間をまとめると?】
「多くの変更を加え、懸命に作業をしたが、それほど解決できませんでした。」
【順位も下で…】
「懸命に作業したし、色々と試しもしました。特に、ユーズドタイヤでのペースを改善しようと頑張ったが、正直なところ、それほど満足できませんでした。かなりの周回をこなし、最後はヘトヘトになったが、タイムを上げることさえできなかった。」
【この3日間で分かったことは?】
「まだ懸念事項があって…手を入れていかねばなりません。カタールでは別の道を進もうと思ってます。まだ他に試してみるものもあるんで。新タイヤでのポテンシャルは良いんで、タレてきた時を改善しなければ。」
【特に苦戦している地点はあった?】
「第1セクター以外ですね。それ以外の地点では常に同じ距離だけロスしてしまうんですよ。」
【セパンテストに比べ、後退してしまった部分もある?】
「セパンでは好タイムが刻めたし、もっと接近してました。トップ陣とのギャップからすると、今回の方がちょっと下でしょ。僕にとっては今回の方が難しいテストだったんですよ。満足はできません。」
【フィリップアイランドと言うのは有効は手がかりが得られるトラックなの?】
「けっこうね。ここは変わったトラックだけど、他の選手は皆、セパンの時と同様にかなり速かったし、特にマルケスとヴィニャーレスは速かったでしょ。もっと接近していけるよう、作業していかなければ。」
【ヴィニャーレス選手が物凄かったが…】
「マーヴェリック(ヴィニャーレス)はヤマハ初乗りの日から速かったから。フィリップアイランドは得意だし、良い操縦してますよね。」
【今回のテストでポジティブ面もあった?】
「マシンは悪くないし、電制システムの作業を進めてたんですが、エンジンはなかなかのもんですよ。ただ、まだやるべきことがあってね。カタールがどうなるか…開幕戦に向け、もっと明確な案を割り出していきますよ。」
【懸念があると言っていたが…フレームに関しても?】
「新フレームは気に入ってます。マーヴェリックも僕に賛成だと思いますが。リアタイヤを保たせようと集中してたんですが、何周か走っただけであまりにも失速が大きくって。」
【ミシュランが用意してきた新タイヤを試してみた?】
「フロントもリアも試しました。良い面があると思いますよ。ただ、僕はタイヤで苦戦してましたからねぇ…特にフロントで。柔らかすぎるんですよ。ただ、正直なところ、そこが一番の問題ではなかったんで。」
(2017年02月17日『Gpone』記事参照)
[amazonjs asin=”4575720011″ locale=”JP” title=”ルパン三世 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)”]