『ドヴィツィオーゾ:作戦ミス多すぎ、今後の課題』
★8月6日(日)、ブルノGP決勝レースをアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が6位で終えた。
★今週末は好調で予選でも4位で、ドヴィ本人も「ドライでもウェットでも戦える状態」と言っていた。
★しかし、フラッグ・トゥ・フラッグにより想定していた作戦は無効となってしまった。
★ドヴィツィオーゾ選手のコメント。
【いつもは綿密に作戦を立てていくタイプだが…】
「本当に惜しかったですね。ミスがいくつか重なり、これぐらいはって思っていた収穫は得られませんでした。とにかく、どんな状況からも何かしらつかみ取っていかないと。今日は、今後の作戦について学びましたよ。もちろん、タイトル争いをしている最中にこの手のミスはあってはならないんですが、ただ、決して容易なことじゃないから。」
【実際、どんな展開になっていた?】
「うちはマシン2台ともウェット用にセッティングしてスタートしたんです。つまり、数周走った時点で、乗り換えられるようなドライ用マシンは用意されてなかったってわけです。
あと、これは認めなければなりませんが…自分のイニシアチブでマシン交換しようと思う以前にボックスに戻ったりはしなかったでしょうね。つまり、(ライダーとチーム)双方にミスがあったと言うわけです。
結果的に言うならば、今後、チーム側の作戦は改善されるでしょう。今日とは違う行動を取れば良いだけだから。僕の方に関しては、努力していきますよ。もっと早くにボックスに戻るって言うのは容易なことじゃないんです。先回りして状況を読んでいかなければならないわけで…たとえ自分はそんな風にはならないって思っていてもね。」
【今回、タイヤに関しては?】
「うちは(リアに)柔らかめタイヤを選んだんです。走り心地が良くなかったにも関わらず、諦めなかったって言う点はポジティブでした。トップ陣並みのタイムが出せるようなコンディションではなかったのに、大幅に接近して行けたんでね。
トラックに戻ってきたら16位で、目の前には誰もいないなんて状況は容易なもんじゃありませんから。でも、上手く切り抜けたわけだし、その点については喜んでます。」
【しかし、それ以外に関しては…】
「(レース開始後)作戦として、セカンドマシンをいつでも確実に使えるようにしておこうと思ったら、ウォーミングアップ・ラップで問題が起きた場合、タイヤとセッティングを替えるために何周かはそのままで走りきらなければなりませんからね。」
【ダッシュボードにメッセージが出たら?】
「それはまだ使ってないんです。ただ、今回の作戦ミスとは関係ありませんね。今週末、路面が乾くのにけっこう時間がかかっていたと言う事実に基づいて判断していたわけですが、レースでは湿気やレース序盤に陽が多少差していたせいで真逆の状況になってしまたんです。誰を擁護するつもりもないが、誰かを糾弾する必要もないでしょ。」
【作戦と言えば、マルケス選手のところは上手くいったようで…】
「マルケスは別格ですよ…この手の状況を乗り切るのが非常に上手いんで。それなりの選択をしていこうと思ったら、彼のことを押さえておく必要があるでしょうね。ただ、マルケスの選択に従っていたとしても、違う展開になったとは言えませんけどね。」
【タイトル争いに向けては?】
「チャンピオンシップは長いんだし、上手く乗り切らなければならない要素は多いから。今回のミスの大きさに目を向け、今後に向けての経験にしていかないとね。」
(2017年08月06日『Gpone』記事参照)
[amazonjs asin=”4860814983″ locale=”JP” title=”感情的にならない本 (WIDE SHINSHO203) (ワイド新書) (新講社ワイド新書)”]
いつでもどこでも冷静分析!
[threecol_one]相変わらずいいね!Prego[/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]