『ロッシ:2017年アラゴン以来、まったく改善されてない』
★ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が7月13日、ザクセンリンク戦FP1で3位、FP2で17位だった。なお、FP総合も17位(+0.899)である。
★加速の問題を抱え、ロッシ選手は意気消沈している模様。
★ロッシ選手のコメント。
「ちょっと変な1日でした。FP1は悪くなかったのに、FP2でペースを検証してみようとユーズドタイヤで作業したら、好リズムで走ることができなかったんですよ。
その後、加速を改善しようと手を入れてみたんですが、新タイヤでも思ったようなリザルトが出てくれなくって。
全体的に見ると、どうもFP1の3位が実力通りってことじゃなかったのかも。ただ、FP2の17位の方も違うでしょうね。あいにく、ずっと滑りっぱなしで、特に加速で酷いんですよ。リアのコントロールで四苦八苦してしまうんです。明日は別の道を進んでみようと思ってます。」
【ドヴィツィオーゾ選手は2017年とタイヤが違うと異なり、グリップが落ちていると言っていたが…】
「ミシュランは同じコンパウンドだって言ってますけどね。ただ、マシンから伝わってくる手応えは違います。ドヴィの言う通りだと思いますよ。グリップが落ちてるってのもそうですね。」
【タイヤは数ヶ月前に選別され、その際、こう言う暑さになるとは予想されていなかったわけだが…】
「何ヶ月も前に選別するのが困難なのは確かでしょう。おそらく、レース間近に選別する方が賢いやり方なんでしょうけどね。いずれにせよ、適切ななタイヤが用意されているとは思いますよ。
問題は彼らの方ではなく、ヤマハ機にあるんですよ。」
【つまり、アッセン前戦で好調だったのが特別で、今回はいつもの状態に戻ってしまったと言うこと?】
「残念ながら、そう言うことです。僕の場合、状況ははっきりしてますよ。マルケスとドゥカティファクトリー組にプラスアルファの力があるんですよ。
うちは常に同じ問題でね。サーキットによっては、グリップがあるとかトラックの形状のおかげで接近して行けて、表彰台を狙うことも可能なんですけどね。
今回も同様、今のところ最強ライダーはマルケスで、その後ろにドゥカティファクトリー組が控え、さらにその後ろにペトルッチとヴィニャーレス、イアンノーネ、僕の集団がいるわけですよ。」
【なぜマシンが改善されないの?】
「2017年アラゴン戦以来、ずっとこの問題を抱え、2018年7月になっても、いまだに重要な改良マテリアルは出来上がってきてません。僕なんか、毎日頼んでるんですけどね。
あの人達(※ヤマハの日本人技術スタッフ)は『分かった』って言うんだけど、ただ、違いを生み出すには何かが必要なんですよ。もう、とにかく祈るばかりでね。」
(2018年07月13日『Moto.it』記事参照)
(2018年07月13日『Gpone』記事参照)
なぜヤマハ機の開発が他メーカーよりも遅れているのか?
ロッシ選手のお父さんによれば、「ヤマハは悪党じゃないから」と…
詳しくは、こちらでどうぞ。
【2018アッセンGPまとめ その2 ヤマハ&ドゥカティ、ペドロサ去就】[ 2018年7月11日発行 Vol. 195 ]
●ヴァレンティーノ・ロッシ
・集団戦に参加でき嬉しいが、後味はイマイチ…
・ロレンソ追突で、ロッシ大損害
・ドヴィvsロッシ接触、どちらが悪いのか?
・ロッシ父「ヤマハは正直で悪党じゃないから」
他
『note』の『Vol. 195』を1本だけ読みたい人は100円(外税)!
『note』07月分マガジンは4本300円(外税)!
『note』07~09月分季刊号マガジンは12本820円(外税)!
プリペイドカードも利用可能!
[amazonjs asin=”4837672663″ locale=”JP” title=”人のために祈ると超健康になる! (米国医科大教授の革命的理論)”]
[threecol_one]いいねPrego![/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]
FP1の路面温度は30度、FP2は35度。走行開始時点の温度だろうけど、たった5度でそんなにも違いがでるものなのか?
このコースの半分が全部中低速?コーナーなのでリアタイヤの負担が大きそう。
電制の問題は見ていてわからないけど、リアタイヤに走行風を当てて少しでも冷やすのかな。
アンダーカウルの後ろのテール部分を切って、リアタイヤに風が当たりやすくするとか。
直4はV4に比べて、この点で不利だと思う。ドカやホンダファクトリのカウルテール部が非常にスリムに見えてならない。
まるで成長していない・・・・・・・
ここまでくるとヤマハ本体にインタビューしてほしいですね。
ジャービスではなく、日本の開発本体の。