MotoGP

2019 バルセロナテスト【モトGP:リザルト&トピックス】



『2019 バルセロナテスト モトGP トピックス』

★6月17日(月)、バルセロナサーキットでモトGPクラスの公式テストが行われた。

★同テストでは今回のバルセロナGPと同じタイヤが使用された。また、ミシュランが3本の新リアタイヤを投入。1本は固めコンパウンドでオーストリア&ブリーラム用のカーカスを使用、あとの2本はソフト/ミディアムコンパウンドで新カーカスを使用。各チームのフィードバックは良好の模様。

★首位マーヴェリック・ヴィニャーレス(ヤマハファクトリー)。唯一、1分38秒台を記録。最多の98周回。金曜日にロッシ選手が試していた長めの新マフラーを試用。
チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシは14位。
ヤマハ機は些細ながらも電制システムの新マテリアルが用意されていた。なお、2020年版マシンは8月ブルノテストに投入される予定。

★2位フランコ・モルビデッリは4位(ヤマハ・ペトロナスSRT、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのファビオ・クアルタラローは5位(ルーキー)。終了2時間前までは首位に就いていた。正午になってもトラックに出なかった(昨夜の祝賀会が盛り上がった模様)。

★3位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。2019/2018年版マシンの比較テスト。2019/2020年版マシンで実験。ヘレステストでデビューした2020年版マシンも用意されていた。ヘレステストでデビューしたカーボン製の新フレームを試用。エアロダイナミクス用パーツの試用。従来マシンで走行中に第4コーナーで転倒、ケガなし。
チームメイトのホルヘ・ロレンソは17位。カーボン製の新フレームを試用していた際、第9コーナーで激しい転倒(レッドフラッグ提示)。マシンはバリアを飛び越えて行った。メディカルセンターで検査後、2019年版マシンの試用。新燃料タンクの試用。
テストライダーのステファン・ブラドルは24位。

★4位アレックス・リンス(スズキファクトリー)。午前セッションでは首位。ヘレステストでデビューした改良版フレームを試用したところ、タイムが上がっていた。
チームメイトのジョアン・ミールは8位(ルーキー)。
テストライダーのシルヴァン・ギュントーリは23位。

★6位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・プラマック、GP18機、ルーキー、VR46ライダーズアカデミー)。セッション終了2時間前に自己ベストを記録し、その後の周回でも第1〜3セクターまで区間新記録を出しながらも最後から2番目のコーナーでスリップ転倒。これにより作業予定が中断。
チームメイトのジャック・ミラーは9位(GP19機)。新テールカウルを試用。

★7位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのカル・クラッチローは10位。スイングアーム前のスポイラーを試用。

★11位ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティファクトリー)。ジオメトリーレベルの新案に満足。
チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾは12位。カーボン補強の新フレームを試用(コーナー進入に効果がある模様)。
ドゥカティファクトリーでは大量の新マテリアルを試用。特殊なエアロダイナミクスのカウルを試用(多少視界を遮るため、ペトルッチ選手は『Halo(後光)』と命名)。

★15位ヨハン・ザルコ(KTMファクトリー)。
チームメイトのポル・エスパルガロは16位。
テストライダーのダニ・ペドロサは25位(最下位)。公の場でのテストライダーデビュー。鎖骨手術後、まだ完全に体調が仕上がってはいない。首位と2.857秒差。

★18位ブラッドリー・スミス(アプリリアファクトリー、テストライダー)。同メーカー版スポイラーを試用。
ファクトリー選手のアンドレア・イアンノーネは19位。新フレームおよびアルミニウム製スイングアームを試用。エンジンレベルでも些細ながら新マテリアルを試用した模様。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは不参加。昨日レースの転倒で膝の脛骨に微小骨折が判明。さらなる検査のため病院へ。

★20位ミゲル・オリヴェイラ(KTMテック3、ルーキー)。
チームメイトのハフィス・シャーリンは22位。

『2019 バルセロナテスト モトGP リザルト』




(参照TV放送 『Sky Sport MotoGP HD』)

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POSTED COMMENT

  1. DR650SE より:

    中上君2019年型もテストしたみたいだし次戦から使用してほしいが
    慣れた2018年型の方が良いのかな

  2. maxtu より:

    YAMAHAは現マシンの欠点を修正するマテリアル中心に対してHONDAは来季を見据えた2020年型や新フレームのテスト
    DUCATIも新フレーム、エアロダイナミクスの実験やら先を見据えている

    HONDA、DUCATIと比べるとYAMAHAは体制や方向性自体に遅れを感じますねぇ

  3. ノリノリ より:

    管理人さん
    今回のテストでの中上選手の話題はありませんか?

  4. suezo より:

    ヴィニャーレスはタイムを気にするより開発とデータ取りすべきですよ。
    ロッシ任せきりじゃないですか

  5. nav. より:

    さすが番長。想定通りの首位ですね。
    内容云々ではなく、精神的な何かが解消されたら結果につながったりするのだろうか。

    ヤマハって近年こんな調子ですよね。誰もが気づいている筈で、変わらないってことは企業としての問題?

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