MotoGP

ヘレスGPこぼれ話:高橋裕紀の転倒からロッシ「WSBはセリエB」再コメントまで

モトGP『ヘレスGPの、こんなこと知ってる?』




ヘレスGP、2016年まで開催
深刻な経済危機にあったようで、サーキット閉鎖の噂まで流れていた。しかし、アンダルシア行政による資金援助が踏み切られ、大会を運営するドルナ社とヘレス・サーキットの間で、少なくとも2016年までのモトGP開催契約がなされた。
スペインGPを開催しているサーキットは4ヶ所あるわけだが、現段階で契約更新を果していないのはバルセロナ・サーキットのみ。

高橋裕紀選手はシールドフィルムで転倒
フリー走行の序盤で高橋裕紀選手(モト2、チーム・グレシーニ)が、かなり奇妙な転倒をしていた。
第2コーナーに差しかかった際、選手らがヘルメットから剥がして捨てたシールドフィルムの上を走り、コントロールを失ってしまったのだ。ひどいスリップ転倒ではあったが、幸いなことに本人にケガはなく、マシンが多少破損しただけで済んでいる。

MZチームの2つのフレーム
MZレーシングチームでは今シーズン、モト2クラスにライダー2名(アンソニー・ウエスト、マックス・ノイキルヒナー)を参戦させているのだが、この2名がそれぞれ別のフレームを使って走っている。
ウエスト選手は2010年にすでに使用されていたチューブをトラス状に組み上げたフレームで、ノイキルヒナー選手の方はTSRフレームを使っている。
ただ、ポルトガル戦では両選手とも新シャーシを使用することとなるが、こちらはチューブタイプのもの。

バウティスタ選手、回復中
カタールGPでのフリー走行で転倒し、左大腿部の手術を行なったアルバロ・バウティスタ選手。スペインに帰国してからも筋膜切開のための再手術を受けていたのだが、現在は1日1時間の高圧治療を行ない、ポルトガル戦(5月1日)での復帰を目指している。しかしながら、なんらかの合併症を発症させた場合は、フランス戦(5月15日)からの参戦となるだろう。

ウィング・カウルはアブラハム選手のみ
昨年、ドゥカティが導入したウィング・カウルは、現在、カレル・アブラハム選手にしか使われていない。
それ以外のドゥカティ選手5名は冬期テストの間に、エアロダイナミック効果のない従来のカウルを採用している。

ロッシ如才なし
3月31日のオフィシャル会見後、ヴァレンティーノ・ロッシ選手にあるコメントが求められた。ドニントン戦でのマックス・ビアッジ選手とマルコ・メランドリ選手の一件についてだ。
しかしながらロッシ選手の回答は非常に如才なく、次のようなものだった。
「レースは見たし、どちらの選手のことも気に入りました。ただ、予選の方は見ていないもんで…。」

ドヴィツィオーゾの黄色
コース上でもTV画面でも映えるようにと、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手が愛機Honda RC212Vに付けられた背番号『4』の文字を、それまでの青から黄色へと変えた。
これでドヴィツィオーゾ選手を一目で識別できるわけだ。

ライダースーツの重量
選手達が着ているライダースーツは、どれぐらいの重さか知っているだろうか?
ちょっとデータを集めてみたのだが、例えば、ダニ・ペドロサ選手が着ているアルパインスターズ製のもので3.5kg。これにバックプロテクター1.3kgと、インナー100g、グローブ+ブーツ1.6kgが加えられると、総重量7kgに達する。
同じくアルパインスターズ製のベン・スピース選手のスーツの方は、ペドロサ選手のよりも明らかに重量があり4kg。
シモンチェッリ選手が着ているダイネーゼ製だと9〜9.5kgなのだが、これには肋骨ガードのプロテクターも含まれている。

ヘルプ!アンチドーピング
アンチドーピングにまつわる複雑な状況から選手を救うべく、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)では3月31日、選手らに疑問や要望などがあるなら支援しようと集会の場を設けた。なかなか良い企画である。

ヘレスGPにまつわる数字いろいろ
今回の大会により、ヘレスおよび周辺地区に5700万ユーロ(約70億円)の経済効果をもたらした。
ヘレスGPを観戦しに来たライダーらが、1日に使った金額は平均120ユーロ(1万5千円弱)。
また、本戦を生観戦した観客数は132,168名で記録更新となった。2007年には3日間の観客数が244,461名だったのだ。
本戦の際、パーキングを埋めたバイクは5万台。
レース終了後、サーキットから退場するまでの時間は平均90分だった。

重量の均一化
カタール戦では、例えばマルコ・シモンチェッリ選手のような重量級のライダーは、ダニ・ペドロサ選手のような軽量ライダーに比べ不利だと言う問題が浮上した。
この件についてヴァレンティーノ・ロッシ選手は次のようにコメントしている。
「カタールでは、体重のある選手が最終コーナーの出口からゴールまでだけで0.4秒遅れを取っていました。実際には、重い選手は二重に不利になります。ガソリン21リットルのレギュレーションのせいで、完走するために馬力を落とさなければなりませんからね。」
と言うわけで、4月1日に行なわれた恒例の選手委員会ではドルナ社のカルメロ・エスペレータ代表に向けて要望が上げられた。まだ草案段階ではあるが、かつて125ccクラスで行なわれていたようにモトGPクラスでもマシン+ライダーの重量に規定を設けて欲しいと言うものだ。
反論があったのは言うまでもなく、ストーナー選手とドヴィツィオーゾ選手がほぼ同調したコメントを出してきている。
「軽量級の選手が有利なのは確かですが、不利な点もあるんです。要望の内容は公平だとは思えませんが。」
また、ペドロサ選手がなかなか愉快なコメントを出している。少々、苛立ちは感じられるが。
「僕は生まれた時から、この手の話に付きまとわれてるんです。成長剤でも飲めば良いんでしょうかね?モトGPに僕みたいに小さくて強い選手が、いったい何人ぐらいいるって言うんですか?ヴァレンティーノが一日、僕みたいに小さくなれば良いのに。そうしたら分かってくれると思うんですが…。」
ちなみに各選手の体重は次のとおり。
ペドロサ53kg、シモンチェッリ77kg、ドヴィツィオーゾ64.5kg、ストーナー60kg、ロッシ68kg、ロレンソ65kg。

スーパーバイクはセリエA、モトGPはチャンピオンリーグ
先日放送された深夜トーク番組『Chiambretti Show』で「スーパーバイクはセリエB」と発言したことについて、バレンティーノ・ロッシ選手が再びコメントしている。
「スーパーバイクは大好きです。いつも僕がTVでレースを観てることは、みんな知っています。ただ、あれは僕の意見ではなく、事実でしょ。ライダーは皆、モトGPに参戦することを願ってやまないわけだし。もう1度、サッカーに例えて言うなら、スーパーバイクがセリエAで、モトGPがチャンピオンリーグと言っても良いでしょうね。」
ロッシ選手のコメントにケチをつけるなんて、無理。

耐風カウル
ランディ・ド・プニエ選手のマシン2台のカウルに、広範囲に渡って穴を開けてある。風があっても操縦しやすくするためだ。排気量の小さいマシンでは良く見られるが、最高峰クラスでは珍しい。実際のところ、モトGPクラスでこれをやっているのはドゥカティ・プラマックだけである。

ソフォーグルは2010年用を選択
モト2クラスでスッター機に乗る選手13名の中で、唯一、ケナン・ソフォーグル選手だけが2011年の改良型ではなく、2010年フレームを使ってヘレス戦に挑んでいる。
カタール戦では、新フレームのあまりの堅さに文句をつけ、その結果、昨年のものを使用することとなったのだ。

みごとな誤報
2011年4月3日付けの『Il Giornale di Brescia』紙の見出しが、
《ストーナー選手が今季2度目のPP、ロッシは転倒し最後尾スタート》だった。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事 Moto.it 2011年04月04日



最後の『誤報』は、まるで予言のようですね…


長い引きこもりの冬が終わり…
そろそろ体重のことを真剣に考えなければならない
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