MotoGP

ブラドル『ホンダの開発が遅いのはドゥカティのように厚顔無恥じゃないから』

『ブラドル:ホンダの開発が遅いのはドゥカティのように厚顔無恥じゃないから』

★2022年のモトGPチャンピオンシップは、現在、ファビオ・クアルタラロー(ヤマハ)とアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)の間でタイトル争いが行われており、今後はそこにヨハン・ザルコ(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)が絡んでいくだろう。

★ホンダは2013〜19年までに6回タイトルを獲得したものの、2020年以降、タイトル争いにも加わっておらず、現在はコンストラクター部門で最下位となっている。

★ホンダのテストライダーを務めるステファン・ブラドルが、Speedweek.comの7月24日インタビューで次のように話した。

【ホンダのマシン開発が進まないのは、例えば、No.1選手のマルク・マルケスとテストライダーの意見が割れてたりもするからなの?】
「僕らは常にマルクの意見に100%賛同してます。僕らのコメントは完全に合致しているし、同じ方向に向って一緒に作業を進めてますよ。
一番最近のテストは7月のヘレスだったんですが、その直後もマルクと連絡を取ってましたから。新マテリアルに興味を示してましたよ…僕がずっと改良してきたものなんですけどね。」

【では、なにが問題なの?】
「現在、日本メーカーが充分なスピードで開発を進め、新たな要望に対応していくのは容易ではないんですよ。
日本サイドは、トラックに投入するのはテストを充分にやってからと言うことを第一に考えてるもんですから。アクシデントの類は許されないんです。
そう言う点においては、多分、日本人と言うのはちょっと保守的なんでしょうね。例えば、ドゥカティやアプリリア、KTMみたいに厚顔無恥ではないと言うことなのかもしれません。
無理に大きな変化をしていこうとはしないんですよ。
それから、欧州メーカーには大きな利点があると言えるでしょうね…自分達のライダーと母国語で話せるのだから。
ドゥカティやアプリリアのエンジニア陣は、ライダーとイタリア語でコミュニケーションが取れるじゃないですか。この利点はとてつもなく大きいですよ。つまり、誤解が生じる可能性は限りなく少ないわけですからね。
日本人スタッフとのコミュニケーションはそれほど容易ではなく…ライダーにとっては、微妙なニュアンスを外国語で伝えるのは大変なんですよ。
その点、ドゥカティやアプリリアのスペイン人ライダーは、皆、イタリア語ペラペラなんだから。
とは言え、ホンダはマルク・マルケスと共に7年間で6回タイトルを取ってきてますからね。コミュニケーションの難しさを、言い訳にする必要はなかったわけで…。」

【現在、ホンダのマシン開発はどんな状態なの?】
「何が足りないのかは分かりつつあるんです。フレームエリアで変えるべき箇所がいくつかあるんですが、一般的に見て、可能でしょうね。今シーズン中に改良点が見えてくると思いますよ。実際に重要な変更をトラックに投入していけるでしょう。
いつになるかは言えませんけどね…僕がどうこう出来るものではないから。とにかく、問題の核心には近づいてきてるんで。ただ、速攻でなんとかなるようなものじゃないんですけどね。
次のレースウィークエンドでとか、ここ2ヶ月以内とかでは無理でしょう。」

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

弟マルケスのドゥカティ移籍は、兄マルケス移籍の伏線なのか?って話は、note『2022 オランダGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    日本人が保守的で日本語しか話せないから開発が進まないと?
    SUZUKIのことはどう思ってるの?
    中上のような参戦してる日本人もいないのに

    悪いけどテストライダーとして責任転嫁をしてるとしか思えないなぁ

  2. nicky より:

    確実に言葉の壁ではない。1975年以降、最高峰クラスは日本メーカー以外でチャンピオンを獲得したのは2007年のドカティのみ。2007年以外全て日本メーカーがタイトルを獲得している。しかも全て外国人ライダー。言葉の壁があったらこんな事起こり得ないだろ。しかも何故言葉の壁の無い当時ワークスマシンを乗っていた日本人ライダーにチャンピオンが出なかったんだ?2007年のストーナーだって母国語は英語だろ。

  3. aaaa より:

    ↑この人達は日本語が理解できてないのかな?
    毎度毎度あげあしとりしてる書き込みを見ると不快になりますね。

  4. 隔離だ隔離 より:

    マルクの離脱が大きいのはともかく、アップデートに関しては地の利とコロナの影響は無視できないと思うなぁ
    日本の鎖国防疫で海外往来難しい間にドカは随分と進化したでしょ

  5. タディの星に願いを より:

    マルクの代役で超超超時間、実戦テストしてきて、他からアンフェアだとも言われながら、各選手のパフォーマンス上がってないのはどういうことだろう

  6. としあき より:

    >僕らは常にマルクの意見に100%賛同してます。僕らのコメントは完全に合致しているし、同じ方向に向って一緒に作業を進めてますよ。
    なんの冗談…?

  7. 1299 より:

    正直昨今のブラドル叩きには辟易
    マルケスはブラドルのテストライダーとしての手腕を常に評価するコメント出してるし、ブラドルがテストライダーやってるのは2018年からだぞ、その頃のホンダの成績見てみ?
    カルやシルバンもそうだけどベースは日本で作り、それをを評価選択するのが現地テスターだから元の素性が悪ければどうにもならんわ。

    少なくともブラドル切ってダニやドヴィにしたらそれで良くなるなんて簡単な物じゃないね。

  8. THE 毒ター より:

    いずれにせよ、日本メーカーがジリ貧なのは悔しいから、ヤマハとホンダには是非頑張ってもらいたいなぁ。

  9. へほへも より:

    母国語は英語でもイタリア語と文法同じだから単語さえ変えれば意思疎通はしやすい
    日本語は外国から言わせたらこんなに難しい言語使えててなんで日本人は英語喋れん人が多いのか意味がわからないってレベル
    よく海外の人は大雑把なイメージで取られてたりするけど日本語が細かすぎるだけ
    その日本人に細かい感覚的な物を伝えるのは非常に難しい
    昔と今のGPマシンじゃ色んな物が違う。トラコンとかの電子制御とか無かった時は滑ってもライダーがどうにかしてた。今はスライド量まで制御、マッピングも何パターンもあるし
    昔からこうだったから今もって話が通じる世界じゃ無いと思いますけどね
    中味が複雑になればなるほど言語の壁は厚くなるんですよ

  10. 田中 より:

    ホンダの苦悩は続く。

  11. motndGP大好き より:

    何だかんだ言ってもブラドルでは速いホンダの
    マシン開発は出来ないでしょ?

    替え時でしょう。

    それが中上になるか、分かりませんが。

    ブラドルのコメントを見てるとマルクの意見が
    尊重されるみたいですから結局マルクがケガが
    完治しないと開発もままならないのでしょう。

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