MotoGP

スズキがモトGP撤退した本当の理由は?

『スズキがモトGP撤退した本当の理由は?』

★2022年末、スズキがモトGPから撤退する。

★通常、撤退を決めるメーカーはレース成績が不振な場合が多いが、近年のスズキ機は『並列4気筒のベストマシン。本来ならば、ヤマハがこうであるべき姿』と評され、好成績を収めている中での撤退だった。

★スズキは2020年にジョアン・ミールがタイトルを獲得し、2022年5月に撤退を決めた際は選手/スタッフ陣が意気消沈したものの最後まで闘志は捨てず、ラスト3戦でアレックス・リンスが2勝を決めた。

★スズキのモトGP撤退は今回が初めてではなく、1980年代に最高峰クラスから撤退/復帰をし、その後、1993年と2000年にタイトルを獲得している(※前者がケヴィン・シュワンツ、後者がケニー・ロバーツJr)。
2011年末に再度撤退した際は、ドルナ(モトGP運営会社)の逆鱗に触れたものの、スズキ側が早期復帰を確約し、実際、2015年に復帰した。

★今回の撤退について、スズキのノブオ・フジイ氏(マーケティングディレクター)が『Motorcylcenews.com』のインタビューで次のように話した。

【なぜスズキはモトGP撤退を決めたの?】
「理由の1つに、カーボン・ニュートラル(※二酸化炭素排出量ゼロにする)への再投資があげられます。カーボン・ニュートラルと言うのは、単純に電化にすると言うことではありませんからね。
現在、エンジン排気量に応じて、様々な可能性を検討しているところなんです。」

★スズキのポール・ド・リュシニャン氏(モーターサイクルディレクター)が、次のように補足した。

「モトGP撤退について、また、そこからもたらされるリソースが話題にされる際、考慮すべき点の1つは『カーボン・ニュートラルでもって、我々はどこにたどり着きたいのか?』と言うことではないでしょうか。
つまり、当社はこの手のマシンに投資していくこととなり、今後、それは社会および法律の流れに追随しつつ、スズキのラインナップとなるべきものなのです。」

【つまり、モトGP撤退をしたのは…】
「レース参戦を中止したのは、時間やエネルギー、リソースを将来に向けての製品開発に投資していくためです。
我々は今後も市場に新モデルを投入し、皆さんには当社の新製品を御覧いただけることでしょう。
レース参戦のおかげで、何年にも渡って使用していけるテクノロジーを開発していくことができました。今後、そうした知識情報が失われることはないでしょう。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Motorcyclesports.net』)
(参照サイト:『Automotorinews』)
(Photo:Instagram

スズキ撤退が永久でないことを祈るって話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. 陰でサポート より:

    >レース参戦を中止したのは、時間やエネルギー、リソースを将来に向けての製品開発に投資していくためです
    本当ですか?すでに一部のレース社員はヤマハに転職してしまいましたが、この離職人数から見ても社内説明会の時、具体的に説明しきれていない、ビジョンがないのが原因なんじゃないでしょうか?

  2. ジョアミルミル より:

    ディーゼルゲートはどうなったん?

  3. レイニーさん より:

    それが理由で納得したならドルナ凄い

    それって契約期限を無視しても良い理由になるのね

  4. くそくらえ より:

    社内で説明会なんか開かれていない
    上層部が一方的に決めて突然発表した

  5. NSR50 より:

    理由なんて役員会、あるいは株主側からの圧力でしょう。それにスズキの現場はともかく、修ちゃんを始めとして経営サイドはレースに対する情熱は皆無だからね。
    鈴菌の人たちがレースへの復帰を望むなら、スズキの株を買い占めて修ちゃん以上の大株主になれば、可能なんじゃね?

  6. whiteday より:

    スズキが責められて悪者になっているが、株主のトヨタ側のチカラだろう。
    トヨタにはヤマハがある。同クラスに経費は嵩む。耐久然り。GSX-Rを止めるのもR1があるから。

    トヨタが絡むとロクなことにならない。
    スバルが軽を止めたのもトヨタにはダイハツがあったから。

    下請けの扱いを見るに、FIATがフェラーリやアルファを活かすようにトヨタはしないだろう。
    じわじわとスズキの店もダイハツになり、SBSは減り電動専門とかするんだろうな。

  7. ケヴィン34 より:

    EVシフト? 経営資源配分? こんなことは、今年に突然起きたことではない。 そう考えていたのなら、ドルナとの契約を更新しなければいいこと。撤退は、相談役の鶴の一声。スズキは、以前から突発的に、撤退、参戦を繰り返している、公的な理由が本当であれば、莫大なペナルティが発生する形で撤退はしない。選手、スタッフにも全く準備をする時間を与えず、ミール、リンスとも契約更新の寸前だったとも聞いている。役員会等を経た、経営陣の判断であれば、撤退するにしてももう少し考えたでしょう。 こんなことを出来るのは、相談役のみ。 そして相談役の独断以外のケースでは、撤退するにしても、こんな風にならない。

  8. 田中 より:

    F1ホンダは年間220億の持ち出しがあり、カーボンニュートラルと言って撤退した。

    まぁスズキも似た構図でしょう。
    個人的には、ここまて高いパッケージのマシンを、勿体ないとは思いますよ。

    そんで市販車のラインナップはドンドン絞られて行くんでしょうね。ユーロの環境規制が厳しいんで。

  9. おさるオサル より:

    だよなぁ、トヨタなぁ、WRX STIがなくなったのはスバル自身の問題だと思ってはいるけれど、まさかって思いもチラついてしまいします。

  10. haseken より:

    社長交代。
    新社長が新しく何をするにしろ資金がいる。
    借入しなくてすむ。
    最高の人材を開発に回せる。

    悪いことではない。
    本体本業あってのもの。
    二輪がヨーロッパに有利ならば見切りでよい。
    イタリアの車両だけでやればよい。
    グランプリサーカスはしばらく衰退期だ。
    この船に乗るよりスズキらしい「キチガイ車両」を期待します。安くて壊れないキチガイ。90年代のアメリカローカルレースで猫も杓子もGSX-Rの風景は色褪せない。

  11. ジャック・ミドルブルグ より:

    競争が激しくなって参戦を続けても勝ち目がなくなる、と判断したのだと思う

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