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SBK耐久レース方式は可能か? 現場のコメント

『SBK:200マイルレース?問題無し』

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★昨年の春、SBKを現在よりも長距離の1レースにしてはどうかとの議論が起きたが、マシンの違いにより燃料供給やタイヤ問題等を考慮しなければならないと言う経済的な理由により、すぐに暗礁に乗り上げた。しかし現在では、このような問題は高速燃料供給用の給油口を使用する等、エンデューランスレース方式を取り入れる事で可能となっている。

★日本の大手バイクメーカー、責任者のコメント
「本当のところ、伝統的な高速レースの関係者の間では、この提案はあまり歓迎されていませんでしたね。」

走行距離を100kmから320kmに延長した場合の技術的な問題点とは?

★エルネスト・マリネッリ(ドゥカティSBK責任者)コメント
「耐久面での問題は皆無です。エンジンはレース1、2共に同じもので交換する事はまずありません。後は、それに応じたタイヤを使用するだけですね。」

★ジョルジォ・バルビエル(ピレリ責任者)コメント
「当然、全てに手を入れて、新たな距離に適応したものになります。現在のタイヤでは110〜120kmの走行距離までは大丈夫ですが、それ以上のケースには交換が必要です。レースを盛り上げるには2ストップで異なるコンパウンドを供給し、後はチームの戦略に任せると言う手もあります。
ピットストップを取り入れる事で、技術的な混乱はかなり取り除かれます。30秒と言う時間ははっきり言って長過ぎますね。先のデイトナの200マイルレースを見れば分かるでしょうが…ドゥカティが公式に参加したんですが、フロント、リア含めてのタイヤ交換に要する時間は6秒2でした。タイヤ交換要員数の規定はありませんが、これもまた勝負では無いかと思います。」

★カルロ・フィオラーニ(HRCヨーロッパ責任者)
「(ピットボックス勝負も好みだとしながら)チーム一丸となれる形式で、コースでの戦いにもう一勝負加わる訳でしょ。技術的に耐久面ではSBKのエンジンでもモトGPのでも問題ありません。どの程度の距離にするかは技術的な面と観客、テレビ視聴者を満足させられるよう検討すべきですね。」



(Source:2013年04月17日 Gpone記事より抜粋)


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