『ロッシ:ミラーは度胸がある』
★アラゴンGP木曜記者会見で、来季よりモトGP昇格をするジャック・ミラーが次のようにコメントした。
「このチャンスを超ウレシく思ってます。挑戦していく覚悟はできているし…然るべき準備を進めてます。僕らは皆、それぞれ違っていて…僕にはこう言うチャンスが舞い込んできて、時間を無駄にせずにこのチャンスを掴むべきだと思いました。マルケス選手がモト2クラスに昇格した時は、僕よりかなり軽かったでしょ。自分は体格的にはモトGPの方が向いてると思うんです。結局のところ、どのマシンもタイヤが2つでエンジン1つなんですから…そうでしょ?」
(2014年09月25日Motoblog.it記事参照)
★来季よりモトGP昇格するジャック・ミラーについて、モトGP選手らがコメント。
・ヴァレンティーノ・ロッシ
「上手いこと『ソフト』なアプローチをしなければならないでしょ…時間を丁度良い具合にかけながらね。今は、“こうすれば良いよ”とか簡単に言ってられるけど、実際にコースに出たら、皆、一番速く走ろうとするものだしね。階段を大きく上がるわけで…ミラーは絶対に度胸がありますね。頭を使っていかなければ…冷静になって、一歩一歩進んでいくこと…焦らないでね。」
・マルク・マルケス
「ヴァレンシア最終戦翌日のモトGPテストにミラーの姿を見たら、ある種、感慨深いものがあるでしょうね…。大きな上がりますよね。僕は125ccで走って、それからモト2になって…こんな大きく上がったって感じた事はないんで…でも多分、ミラーにとってはそれほど大きく上がった感じはないんでしょうね。」
・ダニ・ペドロサ
「もちろん、モトGP機のポテンシャルや重量はモト3とは大きく違うわけだけど、ミラーにはどんなマシンも乗りこなせる能力があるんじゃないかとも思います。もちろん、慣れるには少し時間がかかるだろうけど、序盤レースまでには間に合うんじゃないのかなぁ。」
・アンドレア・イアンノーネ
「正直ところ、この昇格にはちょっと驚いたんですよ。僕はモト3機って乗ったことがないんですが、多分、125ccみたいなもんなのかなぁ…そっちは良く知ってるんですが。どちらにしろモトGP機とは全然違うでしょ。とにかく、ジャックは強いライダーだから…時間をかければモトGP機でも、戦闘力は上げられるでしょう。」
(2014年09月25日Moto.it記事参照)
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ジャック・ミラーファンの方にはごめんなさい。
ミラーのウイリーは見ていてほれぼれするくらい巧く、マシンコントロールが抜群なのはわかりますが、正直この飛び級は恐ろしいと感じます。
まぁ、オーストラリア人ライダーでMotoGPのトップグループを走ることのできるライダーが欲しいのでしょうけど…。(ブロック・パークス選手は年齢的にも集客力的にもキツイ。)
ホンダの先物買いも度を越していると思うし、ドルナの利益至上主義にも嫌気がさします。(ドルナのやり方じゃないと興行として成り立たないのかもしれませんが…。)
ジャック・ミラー、マーベリック・ヴィニャーレスと1995年生まれのライダーがそろって昇格することにも違和感を覚えます。もし、マルケスの記録を意識してのことなら無駄な一年にならないといいのですが。
2004年以降の中量級チャンピオンは、ペドロサ(2年連続)、ロレンソ(2年連続)、シッチ、青山、エリアス(MotoGP経験者)、ブラドル、マルケス、ポル・エスパルガロです。
ミラーもヴィニャーレスもMoto2チャンピオンを獲得するか、同等の結果を残してから昇格して欲しかったです。(Moto2を面白くするためにも。)
マシンに慣れるであろう、シーズン6戦目くらいまで何事もなければよいのですが。