『ドヴィツィオーゾ:2023年はモトGPに参戦しない…』
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ(36才、ヤマハWithU RNF)の今シーズンここまでの最高リザルトは11位(ポルトガルGP)で、現在、総合22位(10ポイント)に就いている。
★ドヴィツィオーゾ選手が7月12日付けの『Motogp.com』のインタビューで、次のように話した。
「(来年は)確実にレース参戦しないでしょうね…出る意味がないんで。
僕はこれまでずっと、戦闘力が落ちたら辞めると言ってきましたから…苦戦してると面白くないからですよ。特に、もう20年も続けてきてるんだしね。
来年に向けてのシート探しはしていません。ジタバタしてませんよ…レースなしの生活は既に経験済みだから。
こんな風にシーズンを終わらせたくはないですけどね…ただ、すべてをコントロールしきれてる者なんていないのだから、何が起きるかは分かりませんけどね。」
【現在、なにが問題なの?】
「毎戦、大変なんですよ…毎回、後方スタートのせいで、すべてが複雑になってしまって。戦闘力が低いとなると、これまでの自分のキャリアとは完全に別物なわけでね…そこが大変なんですよ。こんなことは初めてだし、とにかく、コントロールしづらい状況なんです。
モトGPそのものが変わってきてますからね。ライバルの顔ぶれも、操縦の仕方も変わってしまったでしょ。細かな理由がいくつも重なり、現在の僕のような状況になってしまってるんです。」
【ヤマハ機で好調なのはファビオ・クアルタラローだけなのだから…技術的な問題もあるのでは?】
「現在のヤマハ機は奇妙で…感触は良いし、ブレーキングもコーナーリングも上手くできるんですよ。ところが、それ以外のエリアが、それほど良くないんです。
ファビオのような操縦をしない限り、高い戦闘力なんて出せないんですよ。ファビオ勝てるのは何かしらの理由があるわけで…つまり、他の選手だって速い走りができるはずなんです。でも、他の選手が皆、ぼやいてるってことは…つまり、戦闘力を上げる方法があまりないってことでしょ。
例えば、僕とフランコ・モルビデッリはライディングスタイルが真逆なんですよ。フランコはけっこう深くバンクして、ブレーキを強くはかけず…僕とは反対なんですね。ところが、リザルトは似たようなもんなんですよ。」
【他のメーカー機と比べると…?】
「現在、日本のメーカー機はすべて苦戦してますよね。たとえ最終的にタイトルを取ったとしても、速い走りができてる選手は1人しかいないじゃないですか。No.2選手は大きく引き離されてるわけでね。
それって、つまり、マシンのベース自体がちょっと難しい…特殊なものだと言うことなんですよ。ホンダはこの8年間ずっとそんな状態だし、今はヤマハがそう言う状態でしょ。」
★ドヴィツィオーゾ選手のモトGPキャリアは以下のとおり。
2008年にホンダJiR Team ScotからモトGPデビュー。
2009年にホンダファクトリーに昇格。
2012年、ヤマハテック3に移籍。
2013年、ドゥカティファクトリーに昇格し、2017〜2019年に3年連続で総合2位を獲得(※総合首位は常にマルク・マルケス)。
2020年末、ドゥカティより離脱し、就活浪人となる。
2021年9月、現チームより復帰(※当時のチーム名は『ペトロナス・ヤマハSRT』)。
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
クアルタラローの速さの秘訣は…?って話は、note『2022 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
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SUZUKIはそうじゃないけどね
浪人して戻ってきたMotoGPクラスで今期のような成績じゃ恨み節を言いたくなるのはわかる。
ドヴィはそろそろ良い頃合な気がする
知名度も良いし、ライダー業以外で何するにしても楽しみな人ではある気がしまぁす
監督業も合ってそう