SuperBike

ジョナサン・レイ『カワサキ機でならチャンピオンになれる!!』


『レイ:カワサキ機でならチャンピオンになれる』

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★2015年シーズンからカワサキに移籍したジョナサン・レイが、先のSBKフィリップアイランド開幕戦でレース1で優勝、レース2でも最後の最後までトップ争いを繰り広げ、2位でゴールした。

★レイ選手のコメント。

【カワサキZX-10R機は、どんな感じ?】
「カワサキ・レーシングチームの1員になる前は、『ニンジャって言うのはハイレベルで、本当に戦闘力の高いマシンなんだ』って思ってたんですよ。もの凄い期待を抱いてたんですね。今は、想像してた通りのシチュエーションだったって言えるでしょうね。素晴らしい側面がどっさりあるマシンで…僕のライディングスタイルにはあまり合わない点もまだあるんですけどね。冬期オフシーズン・テストを経て、この間の開幕戦での2レースは本当に嬉しかったって言っても良いでしょ。『ニンジャ』だと簡単に速く走れるんですよ…特に、レースの間ずっと、実に高いリズムを維持できる。」

【ホンダ機で強い走りをしていたのはレイ選手だけだが…それはレイ選手用に用意されたマシンだから?】
「僕が乗ってたホンダ機は、シャーシもスタンダードだったし、エンジンや電制システムはコスワースによって開発されたものだし。僕は、そう言う状態のマシンと出会って…ライディングスタイルを合わせるのにかなり努力して…チームのお陰もありますね…僕の思うように好きにマシンの調整をさせてくれたんで。ホンダCBR機との問題点は、最良のセッティングを見出した時でさえ、レースで高いリズムを維持し、予選で最速ラップrを出すのが難しかったってことです。強い走りをするには、リスクを冒さねばならなかったし、グリップ面ではよくスランプに落ち込みましたね。いずれにせよ、ホンダCBR機のポテンシャルは凄いと思います…特に、電制部分ですね。セッティングではかなりの可能性が出てくるんですよ。」

【ホンダ機とカワサキ機を比較すると?】
「多分、もの凄く素晴らしい2つのダイヤモンドに例えることができるんじゃないかなぁ。1つはまだ原石状態で、もう1つはかなり洗練されていて、光り輝いている…ような。」

【長くホンダに在籍し、カワサキに移籍したのは…ホンダがモトGP昇格はさせせくれないと悟ったから?】
「ホンダに対しては、本当に敬意を抱いてます。本当に多くのチャンスを与えてもらって…スーパーバイクだけじゃなく、鈴鹿8耐もモトGPも。多分、問題は僕自身が自分に対し、別の考えを持ってるからでしょ。例えば、モトGPに参戦した時もマシンに乗ったことがないとか、自分よりもかなりベテランの選手らと競り合わなければならないってことは心配しなかったんですよ。僕はすぐに強い走りをしようと努めていた。野心家なもんですから。ホンダから、モトGPファクトリー機に乗れるチャンスはないと言われた時、僕はプライベートチームで参戦を狙うこともできたでしょう。でもモトGPクラスと言うのは、ファクトリー機に乗らなければ最高10位から15位程度までしか行けないんですよ。僕向きじゃない。僕は優勝したいんです…モトGPに上がっても戦闘力の高いマシンに乗れないのなら…それなら、スーパーバイクの方が良いですよ。僕の考えでは、ホンダCBR機ではチャンピオンにはなれない…そう言うことを思えば、カワサキからコンタクトが来た時、僕はすぐにOKを出し、速攻で契約に至ったんです。カワサキの計画やチームを信頼してるし…ここ何年間かで、どれだけカワサキが進歩したかを見れば一目瞭然でしょ。チームもマシンも、勝てる力を持っている…つまり、僕の野心にぴったりだってことですよ。モトGPクラスへ上がって、ヴァレンティーノ・ロッシのモーターホームの隣に自分のを止めたいって言うなら、それも可能だったでしょう。もし上手いこと便宜を図れたのなら、あのままホンダに残っていたでしょう。でも僕は優勝したいんですよ…カワサキ機でなら、それができると思います。」

【他のチームやメーカーからもコンタクトがあった?】
「ええ。毎シーズン末、誰かかれかが乗り出してきてましたよ。ドゥカティと、かなり近い線まで行ったことがあるんですよ…でも、チェカとバドヴィーニがパニガーレ機でSBK参戦していた年の話で…まだ最終決定機ではなかったしね。
それで僕としてはホンダ残留の方が良いと思ったし、もちろん後悔してません。以前も今も、チーム・テン・ケイトとの結び付きは強かったし…もの凄い働き振りのチームでね…ただ、技術的に母体メーカーからサポートを受けてなかったんですけどね。このチームとは良い時期を過ごしました…自由に使えるマテリアルのことを思えば、僕は良い仕事をしてきたと思いますよ。」

【開幕戦の2レースを終え…タイトル争いについては?】
「いつも通り、かなり厳しいでしょう。新レギュレーションのお陰で、確かに各レースで多くの選手が優勝争いができるだろうし。でも、タイトル争いができる選手は、そう多くはないと思ってます。上位6〜7選手とその他の選手の間に、けっこうなギャップがありますよね。とにかく、予想しやすいような他の選手権とは反対に、スーパーバイクの場合は、次のレースの勝者は誰かって5人に聞いたなら、おそらく5選手の名前が挙ってくるでしょう。常連に加え、今年はアレックス・ローズも注目株になると思うんですよ…才能もあるし、1年経験を積んできましたからね。」

【開幕戦を終えてみて、カワサキ機とは息もピッタリ?】
「あのポテンシャルを全て有効活用するには、まだまだ学習しなければ。フィリップアイランド戦はいつだって特別でね…あのコースの形状がね。ポジティブ面はライディングスタイルをどんどんマシンに合わせていけるようになってることですね。何かしら変えると、マシンは良くなるんですよ。つまり、どんどん戦闘力を上げて行けるような、正しい方向に進んでるってことでしょう。」

(2015年03月01日『Moto.it』記事参照)



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POSTED COMMENT

  1. のぶ より:

    気持ちの良いコメントですね(*^_^*)

    是非ともkawasaki優勝で♪

    サイクスは負けられませんよ♪

    しかし、HONDAももう少しSBKに力入れてくれたらいいのになぁ~・・

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