MotoGP

ペドロサ分析『契約交渉における、マルケスとロッシの違いは…』

『ペドロサ:契約交渉における、マルケスとロッシの違いは…』

★6月5日、ドゥカティファクトリーがマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)と、2年契約(2025/2026年)を交わしたことを公表した。

★同決定により、マルケス選手とファクトリーシート争いをしていたマルティン&バスティアニーニ両選手はそれぞれ別メーカーへ移籍することとなり、また、マルティン選手が所属していたプラマックチームはヤマハへの移籍を決めた。

★2013〜2018年末までホンダファクトリーでマルケス選手とチームを組んでいたダニ・ペドロサ(38才)が、先日、スペインのポッドキャスト『Por Orejas』で次のように話した。

【ホンダで苦戦していたマルケス選手が、来年はドゥカティファクトリーから参戦するが…】
「オランダGPの木曜会見で、マルクが『もう引退しようと思ってた』と言ったのには驚きましたよ…そんな空気は感じられなかったんで。
確かに、あの状況でホンダ継続は無理だったろうし…勝ちたいと思ってる選手なら誰でも、あんな状況に何年もいるわけにはいかないだろうから。
とにかく、状況をみごとに好転させたわけで…あの力は凄いですよね。ホルへ・マルティン相手に成し遂げたんだから。
マルティンは何が何でもファクトリー昇格しようと、力の限りを…それ以上のことをしてたじゃないですか。あれ以上は無理だろうってぐらい、頑張ってましたからね。」

【それほどマルケス選手が凄かった…】
「マルクがどんな武器を使い、どんな戦略で戦ってたのかは知りませんけどね…とにかく、ホンダ時代にああ言うマシンに乗り、短期間で戦闘力が一番高いマシンに乗り換えたわけでしょ。
それって、至難の業ですからね。」

【こうした交渉力の高さは、ヴァレンティーノ・ロッシを彷彿させる?】
「質問の真意を、僕がきちんと理解できてるどうか分かりませんが…ヴァレンティーノの場合は、もっと気持ちを重視すると言うか…もうちょっと愛着とか、メーカーがどうとか波長が合うとか、今、自分がやっていることを基準に動いていたって感じですけどね。
マルクの場合は全ての障害を乗り越え、自分にとって必要なことは何でもするって感じで…こうして諸々を変えてきたように思います。
マルクが、『あのシートで参戦しなければならない』と言ってたじゃないですか…だから、ポジティブなことだと思って良いんじゃないんですか。何が何でも勝ちたいタイプなんだし、現在、やってることは本人の功績なんだから。
まぁ、逆の見方もできるかもしれませんけどね…今後、(マルケスの個人スポンサーである)『Red Bull』との関係も、どうなるか分からないだろうし。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Twitter

POSTED COMMENT

  1. きよむす より:

    このペドロサ分析シリーズ全部鋭過ぎるな。

  2. きゃめる より:

    さすが元4強の一人ですよ。
    頭がいい!その小さい身体で何回も優勝できる訳です。

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