MotoGP

ホンダLCR『チャントラのモトGPデビューはどうだったと思う?』チェッキネッロ

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『チェッキネッロ:チャントラのモトGPデビューはどうだったと思う?』

★先日、ホンダLCRのルーチョ・チェッキネッロ(チームマネージャー)が、空港での乗り継ぎの合間に伊サイトに次のように話した。

中編はこちら

【今更なんだが、ソムキャット・チャントラのモトGPデビューはどうだったと思う?】
「アジア人選手をモトGP参戦させることは、ドルナにとってもホンダにとっても非常に重要なことなんですよ。商業的な意味だけじゃなく、東南アジアにモータースポーツを導入するって意味においてもね。
実際、右肩上がりに成長中ですしね。当初はアンダーボーン(カブ系の進化形として知られるバイクの総称)ぐらいしかなかったのに、今はモト3のプレクラスやSBKのレースが行われてるんだから。
ナカガミのプロジェクトがそろそろ終了って辺りで、アジアチームの2選手が後任候補とされ…第一候補はオグラだったんですが、彼なりの選択をしたわけで…それで、チャントラにチャンスを与えてみようってことになったんです。
2023年は速い走りを見せていたが、2024年はいまいちで…ただ、それはチームメカニック交代ののせいだろうって解釈されたんです。」

【モトGPに昇格してからは、どんな感じだったの?】
「ライダーとして、良い特性は持ってますよ…ブレーキングが上手く、低速コーナーでのスピードも良い。ただ、高速コーナーは改善が必要でした。
シーズン前半はその辺りで大苦戦してしまったんです。早いリズムで進んでいける選手もいれば、時間がかかる選手もいるもので…まぁ、チャントラは後者タイプなのでしょう。
かなり残念だったのは、まずは腕上がりに苦しみ、その後、モトクロスのトレーニング中に膝を負傷してしまったことですね。何回か欠場したのが響いてしまったんです…これからリズムを掴んでいくぞって時に、自宅待機になってしまったもんだから。
チャントラは本当に気の良いタイプなんですよ…一緒に作業もしやすいし、常に努力もするし。身体の問題がなければ、もっとしっかり伸びていけたはずなんです。
とにかく、進歩はしましたからね…グリッド最下位から1秒遅れで周回するなんてことはなくなったんだから。
今も言ったように、時間が必要な選手と言うのはいるもので…ただ、ホンダにもプロジェクトの支援側にも、気長に待っていられる余裕はなかったんです。」

★なお、チャントラ選手は2026年よりホンダ機でSBK参戦を始める。

[ 完結編に続く ]

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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