Screenshot『マリーニ:あなたは、ドゥカティがマルケスを勝たせると決めていると言っていたが…』
★11月末、ホンダファクトリーのルーカ・マリーニ(28才、ロッシ異父弟)が伊サイトのインタビューで次のように話した。
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【2027年に技術レギュレーションが改定され、マシンはスピードも落ち、それほど極端なものではなくなるが…】
「相変わらず、極端なままだと思いますよ…レギュレーション改定そのものは、たいしたことないと思うんで。
おそらく、タイヤサプライヤー交代(ミシュラン⇒ピレッリ)が一番大きいでしょうね。ちょっとした改革になるんじゃないんですか。
レギュレーションが変わる程度では、現場の力関係は変わらないでしょう。」
【10数年前までは選手の中にプレイボーイもいたが、今は皆、結婚して子供もいて…どうしてこうなったと思う?】
「一つ言えることは…昔は年間12レース程度で、誰もトレーニングなんてしてなかったでしょ。だから、当然、パーティー等を楽しむ時間もあったんですよ。
今の選手は、どの角度から見ても、普通にアスリートじゃないですか…夏休みも冬季オフシーズンもほとんどないようなもので、楽しみたいと思っても無理でしょ。
何をやっても、すぐパフォーマンスに響いてしまうんだから。
今は、二輪レーサーの素養だけじゃなく、アスリートとしてのそれも求められ…だから、最近は選手のメンタリティも大きく変わりましたね。
それが良いか悪いかはともかく、それぞれ満足してるかどうかが重要なわけで…個人的に僕は大満足ですよ。」
【いずれ長女アンジェリーナちゃんから、『ミニモトが欲しい』と言われたら…?】
「問題ないですよ…何をしても、合法であるなら構わないです(笑)。とにかく、楽しんで欲しいですね。」
【昨年の今頃、貴方は『マルケスをまた勝たせることに関心が集まっている』と言ってたようだが…コメントが曲解されたの?】
「そうですね…ただ、最終的には然るべき形で終わったんじゃないんですか。良くあるようにね。
マルクは最強で、No.1マシンに乗っていたんだから…タイトル獲得は、ほぼ確実だったでしょ。
来年はどうなるのか…まぁ、ペッコ(バニャイア)が挽回のチャンスを掴むと思いますけどね。今のところ、マルクと対等な武器で始められるのはペッコだけなんだから、ペッコの戦闘力が戻ったら面白いでしょうね。
僕はホンダ機で、彼らの戦いに加わっていけるよう頑張りますよ。」
[ 完 ]
★マリーニ選手は2021年にドゥカティプライベーターとしてモトGPデビューし、2024年にホンダファクトリーに移籍した。
ホンダ1年目は最高リザルト12位で総合22位(14ポイント獲得)だったが、2年目の今シーズンは5月の鈴鹿プライベートテストで負傷し、3GP欠場したものの、最高リザルト5位で総合13位(142ポイント獲得)だった。
Screenshot(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)





