『2025 バレンシアGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』
★11月16日(日)、バレンシアGP モトGPクラスの決勝が行われた。
★総合順位は以下のとおり。
首位マルク・マルケス(545ポイント)、2位アレックス・マルケス(-78ポイント)、3位ベッツェッキ(-192ポイント)、4位アコスタ(-238ポイント)、5位バニャイア(-257ポイント)、6位ディッジャ(-283ポイント)
★トップ10はアプリリア2名、ドゥカティ3名、KTM3名、ホンダ1名、ヤマハ1名。
★ルーキー陣は5位アルデゲル、15位ブレガ、17位チャントラ。オグラは転倒リタイア。
★アプリリア
首位マルコ・ベッツェッキ(アプリリアファクトリー、昨年はドゥカティ機、VR46ライダーズアカデミー)。初の土日ダブル優勝。今季決勝3勝目。ゴール後、マシンから降りてひざまずき、(マシンに)プロポーズした(下動画)。
チームメイトのホルヘ・マルティンはリタイア(昨年はドゥカティ機)。第16ラップでリタイア。久しぶりに復帰。LLP2回実施して最下位を走行中、第16ラップでリタイア(全27ラップ)。アプリリア声明によれば、予防措置としてリタイアさせたとのこと。まだ体力が100%ではないため、18日テストに向けてエネルギー温存。
2位ラウル・フェルナンデス(アプリリアTrackhouse)。
チームメイトのアイ・オグラはリタイア(昨年はモト2総合首位)。第6ラップで転倒。
※アプリリアが1/2位独占。2023年バルセロナの兄エスパルガロ&ヴィニャーレス以来久しぶりの快挙。
★ドゥカティ
3位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)。ラスト2周の第4コーナーでアコスタ選手を抜いた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリはリタイア(VR46ライダーズアカデミー)。ウォームアップラップ後、スタート直前グリッドで(因縁の)アレイシ・エスパルガロのマシンに追突して転倒。ピットレーンからスタートしたが、第2ラップでリタイア。左手の第5中手骨を骨折した。18日テストは不参加。
5位フェルミン・アルデゲル(ドゥカティグレジーニ、ルーキー・オブ・ザ・イヤー)。ラストラップでチームメイトを抜いた。
チームメイトのアレックス・マルケスは6位(総合2位)。レース序盤でベッツェッキに追いつくためタイヤを酷使してしまい、中盤以降、苦戦。総合2位を祝して特製カラーリングを使用(下画像)。
15位ニコロー・ブレガ(ドゥカティファクトリー、今季SBK総合2位)。ポルトガル決勝と同様、1ポイント獲得。マルク・マルケス代役。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアはリタイア(VR46ライダーズアカデミー)。第1ラップの第4コーナーでザルコ選手と接触、転倒。ここ5GP決勝は全てリタイア。
★KTM
4位ペドロ・アコスタ(KTMファクトリー、昨年はモトGPルーキー・オブ・ザ・ヤー)。初優勝のチャンスは逃したが、総合4位を獲得した。
チームメイトのブラッド・ビンダーは8位。
10位エネア・バスティアニーニ(KTMテック3、昨年はドゥカティ機)。グリッド20位スタートから追い上げ。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスはリタイア(昨年はアプリリア機)。
★ホンダ
7位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。
チームメイトのジョアン・ミールは13位。
テストライダーのアレイシ・エスパルガロはリタイア(ホンダ・テストチーム、ワイルドカード)。スタートグリッドでモルビデッリ選手に追突された。マシンが多少損壊したがスタートし、ポイント圏内を走行していたがラスト2ラップと言うところでリタイア。
12位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)。バニャイア選手への接触でLLP1回処罰を受けた。
チームメイトのソムキャット・チャントラは17位(昨年はモト2総合12位)。最下位。
※マリーニ選手が獲得した9ポイントにより、ホンダは優遇措置ランクがDからCに昇格した。2026年に向けてのアドバンテージは減るが、今年がポジティブなシーズンだったと言うことである。
★ヤマハ
9位ジャック・ミラー(ヤマハプラマック、来年のチームメイトはラズガットリオグル)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは11位(来年はBMWからSBK参戦)。
14位アレックス・リンス(ヤマハファクトリー)。
チームメイトのファビオ・クアルタラローはリタイア。終盤、スリップ転倒。
テストライダーのアウグスト・フェルナンデスは16位(ワイルドカード)。V4機で3回目の参戦。
『2025 バレンシアGP モトGP 決勝リザルト』

『2025 バレンシアGP モトGP 総合順位』

(Photo:Motogp.com)





