Screenshot『リヴォラ:ベッツェッキが、これほどチームプレイのできる働き者だとは思ってなかった』
★11月14〜16日、ヴァレンシア最終GPが行われ、アプリリアの総合順位は以下のとおり。
・ライダー部門
3位マルコ・ベッツェッキ(-192ポイント、ファクトリー)
10位ラウル・フェルナンデス(-373ポイント、Trackhouse)
16位アイ・オグラ(-456ポイント、Trackhouse)
21位ホルヘ・マルティン(-511ポイント、ファクトリー)
・コンストラクター部門
首位ドゥカティ(768ポイント)
2位アプリリア(-350ポイント)
3位KTM(-396ポイント)
4位ホンダ(-483ポイント)
5位ヤマハ(-521ポイント)
・チーム部門
首位Ducati Lenovo Team(835ポイント)
2位BK8 Gresini Racing MotoGP (-154ポイント)
3位Pertamina Enduro VR46 Racing Team(-342ポイント)
4位Red Bull KTM Factory Racing(-373ポイント)
5位Aprilia Racing(-440ポイント)
6位Monster Energy Yamaha MotoGP Team(-566ポイント)
7位Trackhouse MotoGP Team (-574ポイント)
8位Honda HRC Castrol(-597ポイント)
★決勝後、マッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)が次のように話した。
【今シーズンを優勝で締めくくることができ…】
「やっとポジティブに終わらせられましたよ…通常、うちはシーズン終盤になるとヘマしてしまうんで(冗)。お祝いぐらいはできますね。
シーズン後半に関しては、マレーシア以外は常に速い走りができたと言えるでしょう。18日テストに向け、これは良い傾向ですよ。
こう言う流れには慣れてないが…今後は慣れていきたいもんですね。」
【こうした結果を得られた理由は?】
「やはり、マルコ・ベッツェッキとチームの連携が大きかったです。それがフェルナンデスにも影響したかどうかは分からないが、とにかく、マルコがキーパーソンになってくれましたね。
そして、マルコのマシン操縦はもちろんのこと…舞台裏で行われていたチーム作業や、シーズン序盤のステルラッキーニ(テクニカルディレクター)との最新機の開発作業も大きかったですね。」
【ベッツェッキ選手がこう言うパフォーマンスを見せるとは思っていた?】
「速いとは思っていたが、しっかりチームプレイができる働き者だとは思ってなかったんですよ。その点が大きな違いを生み出してくれました。」
【3勝したらアプリリア機を贈ると言う賭けをしているそうで…】
「それだけの価値はあるでしょう。この調子なら…まぁ、この調子で行くんだと思うんですが…マルコの家はアプリリア機だらけになるでしょうね。」
【マルティン負傷により、ベッツェッキ選手がプロジェクトを背負ってきたが…それもあって、大きく成長したのだと思う?】
「そうですね…凄まじい成長ぶりでした。例えば、土曜午前のFP2セッションでは3位だったのに、思ってたような結果じゃなかったってムカついてたんですよ。それで、どこでミスったか皆で分析し始めてねぇ。
土曜の夜、寝る時に私は一人で、『日曜決勝の優勝は決まりだ』なんて思ってねぇ…上手く作業を進められた時や、自分のチームの選手が集中しきってる時なんかは、そう気持ちになるもんなんですよ。
だから、(ベッツェッキ活躍は)それほど大きなサプライズではないんです。むしろ、フェルナンデスのパフォーマンスの方が驚きましたね。ヴァレンシアでは超速で、みごとな追い上げまで披露してましたからね。」
【今シーズンを通して、ベッツェッキ選手はリーダーになったと言うこと?】
「そうですね…ただ、無理強いはしてないですよ。作業しつつ成長すると言うアプローチだったんで。
うちのプロジェクトを信じ、改善していくと言ったね。結局、その2つが鍵になったのでしょう。」
[ 中編に続く ]
(参照サイト:『Gpone』)





