つい先日、裂けちゃったフェラーリの記事をを紹介したばかりですが、本日は勝利に燃えるフェラーリです。
ブラジル 『フェリペ・マッサ、勝負パンツは替えない』
2008年度のF1世界チャンピオンが決定するブラジルGPを今週末に控え、フェラーリのドライバーであるフェリペ・マッサが現在の心境を明かした。
「寝ても覚めても世界タイトルのことばかり考えている。」と話すマッサだが、総合得点ではライバルであるマクラーレンのルイス・ハミルトンに7ポイント差で遅れをとっており、世界チャンピオンになるためには今回のレースで優勝するだけでは足りず、ハミルトンが6位以下になることを願わなければならないのだ。
今回のレースの陰の立役者としては、マッサの「勝負パンツ」も忘れてはならない。
「同じパンツを2日続けてはいたことのない奴なんていないだろう。俺はレースの時、いつも土、日は同じパンツだ。2006年のトルコGPで初優勝して以来ずっとね。」と明かすマッサ。
それじゃ、ずいぶんと長く使っているわけですね…と訊ねると、「はき古しでゆるゆるの、スカスカだよ。」と冗談まじりに答えてくれた。
また、たとえ世界チャンピオンにはなれなくても、優勝できたならお祝いものだとも。
「地元で勝つのは特別だよ。今年の世界選手権で自分は最高に良くやった。しくじった時は新聞にひどく叩かれたけど、いつだってチームは支えてくれたよ。勝っても負けても、みんな一緒さ。」
ライバルのハミルトンに対しては、
「ブラジルではハミルトンはちょっと馬鹿にされるんじゃないかな。ブラジル人のことだから、サーキットで悪口の一つや二つは出ると思うよ。」と、少々きついコメントが返ってきた。(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2008年10月28日 Il Messaggero)
昔はシューマッハの長〜いアゴの陰にかくれ、去年は大酒飲みライコネンがチャンピオンとなり、なかなか主役にはなれないイメージのマッサですが、今回はがんばって欲しいもんです。