年寄だから…ヤマハにチクリ：ヴァレンティーノ・ロッシ

オートバイ世界チャンピオン9制覇のケンタウロス…と言えば、ヴァレンティーノ・ロッシ。
キャリア初の大怪我もなんのその、華々しく帰ってきましたね〜。
そして、その軽妙洒脱ぶりでイタリアの大学から名誉学位まで与えられた、あのロッシ節も帰ってきましたぞ！

ドイツ　『ロッシがヤマハにちくりと一刺し“年を取ったから…”』

復帰したヴァレンティーノ・ロッシ選手が、ドイツGPを4位の成績で走り抜き、絶好調ぶりを周囲に示した。
特にレース後のインタビューでは、来期、ヤマハが同選手を手放すかどうかの質問に対し、いつものロッシ節で軽妙に応答している。
「どうしてヤマハが僕を手放すかって？また、どうしてそんなことをするかな？僕がどこへ行くって？」と、『Dottore（ドットーレ：ドクターの意の伊語）』ことロッシ選手は、きわどいやり取りを返しながら、
「もし、そうなんだとしたら、いや、はっきりした話じゃないけど、皆それぞれ自分の道を選んでゆくわけだから。それに、誰の考えが正しかったかってことは、いずれ分かることだし。多分、手放す気になったのは、もう僕が年寄りだからじゃない…。」と話した。

「4位でこんなに嬉しかったのは初めて」− タヴッリアのケンタウロスことロッシ選手。黄昏るにはまだまだ早いようで、ムジェッロでの骨折事故から1ヶ月強しか経っていないと言うのに、今日のレースでは表彰台にあと一歩のところまで迫った。
「結果に満足しています。すごい競り合いだったし、自分でも楽しめました。4位でこんなに嬉しいと思ったことはないですね。レース再開後、ドヴィツィオーゾとの競り合いで、ちょっと時間を食ったのが惜しかったのと、新しいタイアとのフィーリングがしっくりいかなかったですね。」

「ストナーとは面白かったです。」−「最後は、文句言うのにストナーに寄って行ってね。以前のラグーナセーカ戦でやられたみたいに、ちょっとふざけてね。嫌な顔してましたけど、ジョークだよって言ってやって…。ストナーとの競り合いはすごかったですね。お互い楽しみましたよ。ロレンツォまでもそれほど遠くなかったし、追いつけたら良かったんですけどね。ぺドローザの方は化け物みたいでしたね。本人にも、すごかったって言っておかなきゃ。ド・プニエの事故についてですか？煙が見えたんで減速したんですよ。災難の全部が全部、僕に降りかかってくることもないしね…。」

「ラグーナセーカ戦では表彰台に乗りたい。」−ドイツのザクセンリンクGPにロッシ選手が参戦できたのも、ムジェッロでの骨折事故以降に行われたリハビリ作業の大きな成果だ。
「この週末、ここに居られることをブッツィ先生に、それからコスタ先生やその他多くの皆さんに感謝しなければなりません。皆が最高の仕事をしたんです。ずっと足と肩が痛かったんですけど、自分はベストな状態だって思ってこれましたから。次はラグーナセーカですね。すごく好きなコースだし、表彰台を狙うつもりでいますよ。あのコースはいつも速く回れるし、体調がベストな状態であることを願ってます。」

（日本語翻訳：La Chirico / 伊語記事：La Repubblica 2010年7月18日）

ホルヘ・ロレンソ選手がロッシの背番号入りTシャツを着た件…
ロッシ本人はおかんむりで、なにを聞かれても「他に質問はありませんか？」を繰り返してたそうですが、ここでも一発、ひねったロッシ節を聞かせてもらいたいもんです。

年寄りロッシ…
ても、これをネタにして、またTシャツとか作りそうですよね。
とにかく、ラグーナセーカでの快走祈願クリックPrego

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