モトGP『ペドロサとロレンソは、ストーナーを阻止すべし』
今年の豪カンガルーは、かつてないほど高く跳びたいようだ。
ホンダの新ライダー、そして800ccの初代チャンピオンであるストーナー選手なのだが、1000ccに切り替わる前の最後のチャンピオンにもなろうとしている。
昨日行なわれたセパン公式テスト初日ではライバル達を蹴散らして、再びその意思を明らかに示したのだ。
初チャンプのホルヘ・ロレンソ選手、そして、ホンダ・レプソルのボックスではボス格のダニ・ペドロサ選手は、今回のテスト最終日までに、ストーナー選手を何としてでも押さえねばならない。
開幕戦までに、これ以上、ストーナー選手に成長されては危険なこととなるからだ。特に、気持ちの発散を考えると、良きにつけ悪しきにつけ…。
ストーナー選手は2秒01の壁を破れる唯一のライダーであり、その差はペドロサ選手で0.3秒、ロレンソ選手で0.4秒。しかし、より不安をかき立ててくるのは、そのリズムの良さなのだ。
53ラップ走って2秒02を切ること17回。ペドロサ選手で3回、ロレンソ選手4回、エドワード選手1回、ドヴィツィオーゾ選手4回、スピース選手で3回のところをだ。
しかしながら、世間に逆行するストーナー選手の不満はつきない。
「まだ、2011年用シャーシと、新しいバージョンの、もっと堅いのを比較してるんですよ。両方とも一長一短あって、どっちかに決められないんです。どっちを使っても同じタイムが出るもんですから。ちょっとしたフラストレーションですよね。」と。
もっと後方には、第1回テストと同様にヴァレンティーノ・ロッシ選手がトップと1秒差で9位につけている。
ただ、肩の痛みは日に日に引けているそうで、以前よりも満足している。今や肩によるタイムロスは0.3秒のみなのだとか…。
疑いなし。カタール戦までには追いついて来ることだろう。
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Diario AS 2011年02月23日)
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ストーナーは速いんだけどどうしても転倒するイメージが離れないんですよね・・(^^;; トップ独走なら安定しているので、ペドロサをスタートで抑えられれば楽な展開が見えると思います。
問題はペドロサのロケットスタートでこれは防ぎようが無いんですよね。 ペドロサは体躯が小さく体重も軽いのでゼロからの加速では他のライダーは太刀打ちできから・・(^^;;
昨日のセパンテストではレプソル3台がトップを占めました。 ドビツィオーゾも3位に入っている事から判断すると現在はホンダの方がヤマハよりもコンベンティブなのだと思います。 ロレンソは苦しい戦いになるかもしれないですね。
machcatさん、ストーナーの転倒…かつてイタリアでは『ローリングストーン』って呼ばれてたんですよ(笑)。
ペドロサは、体型に合わせてマシンも特注だって、プーチ氏も言ってましたもんねぇ。ロケットスタート、ぜひ、期待したいなぁ。
ロレンソは、本当に、「悪くない」って言う程度みたいですね。ドヴィなんかは、さほど注視もしていなかった口振りで。
これでカタール戦がキャンセルになったりしたら、結局、誰に有利に働くのか…。