モトGP『ロッシ、肩のせいで限界が』
2011年モトGPの初の予選を終え、ヴァレンティーノ・ロッシが微笑みを浮かべていた。それは苦い笑みなのだが。
ロッシ選手はタイム9位に満足しているわけにはいかない。
マシンを駆り、奇跡を起こす男とは言え…9度のチャンピオンタイトルを獲得し、242GPに参戦し105GPで勝利してきたとは言え、やはり人の子、脆いものなのだ。
2010年にはムジェッロGPでの足の骨折後、肩の手術を余儀なくされ、そして、理学療法に励んだもののいまだに本調子には戻っていない…と言うのが、その証拠。
「順位も、トップグループとの差も、満足しているとは言えませんが、良くはなってきてるし、将来的に重要なモディファイもして、マシンの操作はしやすくなりました。
問題は、最終的にはソフトタイヤですね。もう少しプッシュして行こうって時のタイムはそう悪くはないんですが、2〜3ポイント、力が尽きてしまって、肩が痛くなる所があるんですよ。
もう少し良い結果を出せると思ったんですが、明日はハードタイヤを試してみないと。ただ、肩が持ちこたえている内は、なかなか悪くないリズムで走れてると思うし、まぁ、ホンダのあの2台みたいには行きませんけどね。それから、レース後半で踏ん張れるかどうか…なんですけどね。」
もし肩の状態が100%だったなら、色々と変わってくると思いますか?
「体調が良かったら2列目からスタートできたでしょうね。大体、現在、僕らが居るポジションってことで。」
レースはロッシ選手にとって難しい問題のようですが。現在のところ、ドゥカティで調子が良いのはバルベラ選手だけですね。
「誰かの後ろにくっついて走って出したタイムでしょ。レースでは違ってくるでしょうね。」
今日のところでは、トップグループは歯が立たないと言う感じですが。
「ストーナー選手とペドロサ選手を取っ払った中では、1位がロレンソ選手。それからスピース選手で、彼は悪くないね。それから僕ぐらいの走りをしてる選手が大勢いる。シモンチェッリ選手にドヴィツィオーゾ選手とか。彼らと競り合えたら良いんですが。最後まで充分に力を保ってね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年03月19日)
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ロッシ選手、早く調子を取り戻して!
いつもの軽口を聞きたいもんです。
予選はリアルで見てましたが絶望的な状況でしたね。 RC212Vの戦闘力は圧倒的で全体的にポテンシャルが高い。 他のホンダの状況を見てもそれは一目瞭然でしょう。
ヤマハのロレンソとしてはかなり厳しいかな。 多分全力に近い状況でプッシュしてると思うけどコンマ8も違うってのは絶望的な差でしょう。 ストーナーに至ってはハードタイヤでもロレンソより速い気がする。
とにかくレプソルの2台がズバ抜けてて今シーズンは一騎討ちの様相が濃厚ですね。 ストーナーのスピードがちょっと抜けてる感はあるけど、レースで維持できるが私的にはポイントになりそうな気がします。
ロッシ的には怪我の治りが遅いのが気になります。 まぁ肩にメスを入れたら半年は普通の状態に戻らないでしょうから、本来に戻るとしても6月辺りではないかと思う。
machcatさん、意外なほどのロレンソの活躍となりましたね。本人コメントによれば、かなり無茶したようですが…。
ホンダ一騎打ちかと思いきや、なんだかペドロサ選手の雲行きが怪しいし、ストーナーの一人旅ばかり見てられないんで、早く、ロッシに表彰台争いに参加して欲しいもんです。
イタリア誌によれば、現在のロッシの彼女さんのお父さんが、カダフィ大佐の側近の1人のようなことが書かれてましたが…まぁ、そう言うことを気にして成績を落とすロッシでもないですもんね。