モトGP『ストーナー&ロレンソ:茂木にNO』
昨日、カピロッシ選手がいち早く、
「日本遠征については全員の意見が一致している。もはや下された決定ですよ。」と意思表明をした。
そして今日、ロレンソ選手とストーナー選手が予選後のプレスカンファレンスで、手札を完全に見せてきた。
「僕らは日本へは行きません。」と。
ストーナー・ロレンソ・ペドロサ選手が並んで座り、それぞれが一言で反対を表明した。ホンダ所有の茂木サーキットは、今回の地震で破壊された福島原子力発電所より100kmほどに位置し、いまだ100%の安全が確認あされていない。
日本遠征についてはこの数ヶ月、ドルナ社とFIM(国際モーターサイクリズム連盟)では現地レポートを待ちながらいまだぐずぐずと決定できないでいる。茂木GP反対を最初に表明したのは現チャンピオンのホルヘ・ロレンソ選手で、今日も強く訴えていた。
「もうかなり前から気持ちは決まってます。僕としては議論の余地はありません。」
一方、ストーナー選手の方はずっと慎重な立場を取り続け、アッセンでは茂木GP反対の選手らによる嘆願書についても知らないと発言していた。しかし今回、ついに
沈黙を破り、決して考えは変えない態度を示している。
「僕らが参戦しなかったら契約上なにか問題が出るかって?分かりませんけど、その件については出来るだけ早く話し合うつもりです。ただ、だからと言って考えが変わることはありませんが。」
地震被害を被った日本に対し支援の気持ちがないのでは?と聞かれると、次のように説明した。
「もし同じ状況だったら、それがスペインでもオーストラリアでも行きません。僕らの支援の気持ちに変わりはないし、他のやり方だってあるわけでしょ。現地に行ったって何も変わりませんよ。」
良い面としては、選手らが常日頃のライバル意識を脇に追いやり、政局面で重圧をかけてきたと言うこと。昨日などはブリヂストンに対し、より安全なタイヤの供給を強く要求し、今日はパドック全体に関わるような大問題に関して一致団結しているのだ。
中級以下クラスの選手らにはいまだこのような強さは見られず、マルケス選手は茂木問題に関し素直にこう話している。
「モトGPクラスの選手が行かないんだったら僕らも行きません。行くんなら、行きます。」
同じくスペイン人であるマーヴェリック・ヴィニャーレス選手も同様。
皆が強く反対を唱えている語調を、ストーナー選手がこう言って和らげた。
「モト2クラスの選手90%が嘆願書に署名したのは知っています。残り10%に回ったのは1名だけですよね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年07月16日)
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本日のモトGPレース後のインタビューで
「ストーナー選手とのポイント差は15点ですが、
ストーナー選手が茂木GPに参戦すると言ったらどうする?」と聞かれたロレンソ選手が
「僕の考えは変わりません」と答えてましたが…一緒に反対してたんですねぇ。
牡牛座のロレンソ選手
さすがに意思が固いですなぁ…クリックPrego
…公式表明…(T-T)
チケットも届いたし、
スゴークスゴーク楽しみにしてるんだけど……
来ないのカナ………
開催決定っていったり、ブルノまで先送りになったり………
観戦を楽しみにしてるファンとしては…
はっきりしてほしい…
でもね…来てほしいよぅ
海外の人達からしてみると…本当に危険で行きたくない所なんですね…日本。悲しいすぎる
(ノ_・。)
はじめまして。いつも楽しく拝見させてもらっています。
今回、思うところあってコメントにお邪魔します。
「地震被害を被った日本に対し支援の気持ちがないのでは?と聞かれると」
誰が質問したのか解りませんが、よくぞ言ってくれたと、溜飲が下がりました。
この嫌味の御陰で、日本人としての感情の部分が、かなりスッキリしました。
その上で自分の意見としては、「選手が嫌がってるなら来る必要なんて無い」です。
GPファンとしては、十年以上通い続けてきた茂木GPが今年は無い。そして800ccマシンのラストイヤーを生で見れないのも寂しい限りです。
でも、いち日本人としては、100%安全だなんて言えません。相変わらず余震も多いし、原発事故もまだまだ収束しているとは言えません。
何かあっても、誰も責任なんて取れません。
仮に茂木に来て、将来何かあった時に「あの時日本に行ったからだ」なんて思われるのも嫌です。
来てくれれば、とても嬉しいです。
でも、無理やりきて嫌々走られたらファンとして、この上なく悲しいです。
長々と駄文を書き連ねて申し訳ありませんでした。
最後に、 chirico様 日本では、GPのニュースは硬い記事しか読めないので、このブログでの情報は大変貴重です。毎回毎回本当に楽しみにしています。
では。
原子力事故レベル7の日本国。チェルノブイリと同じ最悪の事故評価。
事故当初より放射性物質の放出量は下がったものの、まだ放出されているし
食品の安全性も国内で不安視されている状態の国に他国が行きたくないと
思う気持ちは当然であり、批判はできません。
支援の形は人それぞれ、「気持ちがないのでは」と質問するなんで愚の骨頂