モトGP『ロレンソ:ヤマハから茂木遠征を強制されてない』
ホルヘ・ロレンソ選手が所属チームであるヤマハから、10月2日開催の茂木GP参戦を強制されたことはなく、当初は代役を立てる案も出されていたことを明らかにした。
本日、バルセロナで開催された『フードバンク財団』による支援活動の場で発言している。
福島原子力発電所での事故を受け、当初、ロレンソ選手の他に多くの選手らが茂木遠征に反対を唱えていた。
なかでも渋っていたロレンソ選手だが、現在はこのように話している。
「行くことにしたのは、もう疑うような点がないからです。もし、ちょっとでもあったら行きませんよ。実際のところ、ヤマハからは一度も茂木参戦を強要されなかったし、選択の余地も与えてくれました。時間はかかりましたが、最終的には情報をどっさり集めて、専門家にも良く訊いて、行くことにしたんです。」
ただし、予防措置として食糧や飲料水はスペインから持参すると言う。
「もしかしたら何らかの危険があるかもしれないわけだし、特に魚なんかはね。
一番大切なのは、僕とチームのみんなの健康ですから。」とし、疑いが晴れた今、ヤマハや日本のイメージのためにも現地に行くのが最善のことであると強調した。
また今シーズン、タイトル防衛は、
「現実的に無理です。」と。
総合1位のケーシー・ストーナー選手には既に44ポイント離されているのだ。
「彼はヒジョーに良いライダー、飛び抜けてますね。あの才能がなかったらレースには勝てないでしょう。それに今年はメカニックにもかなり助けられてるし、その点、うちはそこまでいかないし、差は余計に大きくなりますよね。」
今シーズン、どの選手よりもストーナー選手が勝ち星を重ね、優勝に向かって突き進んでいたとロレンソ選手には映っているのだ。
また、モト2クラスの総合1位ステファン・ブラドル選手を6ポイント差で追いつめているマルク・マルケス選手については、
「学習能力と、マシンを走らせてる時の度胸」に脱帽するとコメント。また、「印象的なシーズンを送っている」と評し、マルケス選手がモトGPクラスへ移籍する可能性については、
「いずれモトGPクラスで脅威になることは確かでしょうね。新たな強敵になりそうですよ。」と話した。
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:Marca 2011年09月22日)
|
和食好きのロレンソ選手には切ない話ですね…
タイトル争いは、最後までねばって、面白くしてね!!クリックPrego
最後のマルケスに対するコメント興味深いですね
同胞のここ数年で一番の注目ライダー、今年もし逆転チャンピオンに成ったらJLもかなり警戒している様子
又彼をサポートし続けてきているレプソンがそのままMotoGPに押し上げるとすれば、マルケス実力、取り巻く環境を考えるといずれはHRC入りは確実ではないかと思われます
いずれにしても125.Moto2と各クラスをきっちり制して上がってくるのはVR以来、今年残り4戦はMマルケスの走りと動向に大注目です。