モト2『茂木GP、日本人ライダーが襲撃』
ここ最近、茂木GP250ccクラスではワイルドカード等で参戦した選手らが世に出てきている。青山博一や高橋裕紀など、同クラスでのトップを狙えるような即戦力のある選手達だ。
しかし、同クラスがモト2クラスに代わったことで、スポット参戦してくる日本人選手らも好成績を出すのに少々苦労しているようだ。昨年の茂木戦では森脇尚護(モリワキエンジニアリング創業者である森脇護氏が父)選手がMD600ワークス機で、また、手島雄介選手(F.C.C. TSRチームよりTSR6機)、故高橋江紀両選手(RBB)が参戦している。
もちろん今年も日本大会チャンピオンらが多数、代役およびワイルドカードで茂木GPへ出場する予定だ。
まずは小山知良選手。ここ最近、モト2クラスから怪我で静養中のケナン・ソフォーグル選手(茂木GPより復帰の予定)の代役として、Technomag CIPチームよりスッター機を駆り既に2戦参戦している。かつて125ccクラスで名を馳せた『コヤマックス』こと小山選手は(2007年バルセロナ戦では1位を獲得)、現在、スペイン国内大会モト2クラスにて総合3位につけ、今回はその活躍が認められTSR6機を駆ってのワイルドカード参戦となった。なお、同マシンには全日本ロードレース選手権オートポリスJGPにて試乗済。
そして現在、全日本ロードレース選手権J-GP2クラスを仕切る中上貴晶選手が、今回はItaltrans Racingチームよりクラウディオ・コルティ選手(茂木遠征を自らの意思で拒否)の代役として指名を受けた。中上選手は2008〜09年と連続して125ccクラスにワイルドカード参戦しており、昨年より日本へ完全帰国して勉学に励む一方、4サイクルエンジン機に親しんでいる。
2010年にはST600(スーパーバイク)に参戦、鈴鹿8耐ではHARC-PRO Hondaチームの代役ライダーとして名を連ねた。そして今年は、全日本ロードレース選手権J-GP2クラスにホンダCBR600RR機を駆って活躍中。4戦中4勝を果し、数字的には関口太郎選手(元ロードレース世界選手権250ccクラス選手)を凌ぎ、タイトルを手中に収めていると言える。
中上選手は『MotoGPアカデミー』の卒業生でもあり、30日に行なわれる茂木GPフリー走行でSuter MMXI機の初乗りと共に、モト2クラスにデビューすることとなる。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Bikeracing.it 2011年09月22日)
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茂木GPと言えば色々ありましたが、近づいたきたらワクワクしてきましたね!
日本人ライダーに大・大・大声援!!クリックPrego