モト2『恐いから茂木は棄権します』
日曜日には、あの茂木GPが開催される。
福島原子力発電所から最寄りとなるため、選手らが参戦を拒んでいたレースだ。にもかかわらず、ほとんど全員が遠征することとなった。それを拒否した数少ない者達の中にモト2クラスのクラウディオ・コルティ選手(24才、コモ出身、Italtransチーム)がいる。
「どうしてか?恐いからです。僕は一貫して考えを変えないできた。他の人達は別ですけど。結局、最後に物を言うのは金でしょ。」
ほとんどの選手らが日本に向け出発しようとする中、コルティ選手が当サイトのインタビューに答えてくれた。
「行かないことは随分前から決めてたんで。もう既に危険はどっさりあるんだから、これ以上は必要ないでしょう。」
各方面から充分に安全が保証されていたのでは?
「信用してません。たとえ、この10倍保証されても…ね。もしかしたら僕は何ともないかもしれない。でも10年後、僕に子供ができて白血病とか、何か障害を持って生まれてきたら?2年後、僕がガンになったら?一体、誰が助けてくれるって言うんですか?安全確認がされていない原発から100kmぐらいの場所なんでしょ。地震でも起きたらどうなるんですか?」
それで結局、他の選手らが茂木へ向かう中、自宅でトレーニングをしているわけですね…。
「色々と言われていた事に関し、皆、一貫した考えを持たなかったんですよ。なかには原発のことなんか全く眼中にない選手もいるし、行かなければならないってチームからやんわり言われた選手もいました。もしかしたら今後、飛行機に乗り遅れる選手が出てくるかもしれないですよ…。」
コルティ選手にも遠征に関し圧力があったのですか?
「僕は誰からも脅されていません。うちのチームは自由意志に任せてくれてたし、それで、行かない決断をしたんです。それだけですよ。たとえ優勝争いに加わっていたとしても同じことでしょうね。」
他の選手らと何か話し合われたのですか?例えば、モトGPクラスの大物選手なんかと。
「この間、ドヴィツィオーゾ選手と話しましたよ。それからパジーニ選手やシモンチェッリ選手とも。皆、契約でそうなってるからって。従わなかったら問題になる…とね。」
他に解決方法はあったのですか?
「もちろん。選手全員が団結すれば済むことです。ホンダや日本の製造メーカーらが決定権を握っていて、ドルナやIRTAに圧力をかけたんです。選手らが折れるようにね。」
どうしてそんな事にまでなったのでしょう?
「単純なことです。金の問題ですよ。こう言う決定をする者って言うのは意識がないんです。日本にはもう問題はない…全て平常に戻ったってことを示したいんですよ。経済に悪影響を及ぼさないようにね。だけど、そう言う話じゃないでしょうに。」
オーストラリア戦から参加することになってますが、今回のことが将来的に影響すると思いますか?
「いいえ、思いません。どちらにしろ来季に関しては、かなり悪い状況ですから。今のところオファーは受けてませんしね。ちょっと失望してるんでしょ。世界選手権にしろスーパーバイクにしろ、走るにはあちこちから金を要求される。ものすごい大金をね。もちろん、ここ2シーズンの僕の成績が実のないものだったのは確かだけど、でも見た目よりも価値は高いと思ってます。ただ、自分には何かが欠けていて、それが何か分からないんですよ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Sport MEDIASET 2011年09月28日)
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コルティ選手が棄権したため、中上貴晶選手が代走になったことを思えば
日本人的には、それはそれでちょっと嬉しいかも…
よし、中上選手がんばれ!、小山選手もがんばれ!クリックPrego
来日したせいで将来ガンになるより、
交通事故に遭う確立の方が高い気がしますが。
怖いのは分かりますが、根も葉もない事を言わないで欲しいですね。
そもそも本当に危険だったらドルナもIRTAも行けとは言いませんよ。
茂木は安全ですよ。普通に人が住んでますから。
ニュースで見ましたが、群馬県高崎市の美術品展示でも
ロシア側が放射能を恐れて展示を控えたそうで。
群馬県高崎市なんて、東京都と同じ距離ですよ。
東京には貸し出してたくせに・・・
分かってないんですね。