モトGP『ストーナー総合優勝でスッポがツケを払う』
見るも恐ろしい形相でセパンのパドック内をうろつく者がいる。イライラとガムを噛みながら…だ。祝いの言葉と共に手を握られると、皮肉な笑みを浮かべて応え、そそくさと立ち去ってしまう。
現在、2輪業界で最も幸せなはずのリヴィオ・スッポ氏(HRCマネージャー)。ケーシー・ストーナー選手が2度タイトルを獲得した立役者なのだから。1度目は2006年にドゥカティで、そして、昨年は同選手をホンダへ引き抜き、現在に至っているわけだ。そのスッポマネージャーが、今やすっかり取り乱しているのだ。
なぜなのか?
なんと、スッポマネージャーはストーナー選手と約束をしていたのだ。もしも総合優勝を果たしたら、禁煙する…と。これまで30年間、1日1箱の煙草を吸っている…いや、吸っていた者にとって、それがどれほどの犠牲かは想像がつくと言うもの。
今週月曜日よりスッポマネージャーの2つの肺が新鮮な空気を吸い始めたわけで、もちろん、サーキットで周囲にいる者や家族は大喜びである。
とにかく、今は別の問題が発生しているわけだ。特に、ストーナー選手を発奮させるべく、何か良い約束を見つけ出さなくては。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Sport MEDIASET 2011年10月20日)
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ストーナー選手には、「あと2戦頑張ったらプロモーション活動を少し減らしてあげる」とか言ったら効果あるんじゃないでしょうかねぇ…
がんばれ、スッポマネージャー!クリックPrego