モトGP『スズキも世界選手権から撤退』
スズキがオートバイ世界選手権から撤退した。危惧はされていたのだが、遂に公式発表されたのだ。
今シーズンはアルヴァロ・バウティスタ選手を起用しての1人体制で負担を半減させていたのだが、この不況で販売台数も減少したうえ、昨今の円高、今年3月に起きた大震災の影響などが撤退の理由としてあげられており、2014年には復帰すること等が伝えられた。
スズキが最後にタイトルを獲得したのは2000年500ccクラスのケニー・ロバーツ選手だった。そのスズキが目標として掲げているのは、
《最高レベルで戦えるようなコンペティティブなマシンを開発しながら、モトクロスや市販バイクを使用しての活動を続けること》。
実際のところスズキとしては、モトGPクラスにおけるプロトタイプの今後を現在よりは負担の少ないCRTに託したいところだろう。
唯一心残りなのは、まさに上り調子だったシーズンの最後になって撤退が伝えられたことか。
今年はアルヴァロ・バウティスタ選手が常に、TOP5界隈のポスト争いに加わっていたのだから。
とにかく寝耳に水と言う話ではないのだ。
最終戦の後のバレンシアテストでは、当のバウティスタ選手がグレジーニチームと組み、ホンダ1000ccを走らせ、ランディ・ド・プニエ選手がスズキCSV-R800に乗っていたのだから。
そのド・プニエ選手もプライベートチームのためにアプリリアのエンジン開発に加わることにした。
これでワークス機は12台に減り(4ホンダ、4ヤマハ、4ドゥカティ)、これ以外にグリッドに並ぶのはスーパーバイク仕様の市販エンジンにプロトタイプのフレームを使った10台ばかりとなるわけだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Sport MEDIASET 2011年11月18日)
|
イタリアの有名バイク雑誌『MotoSprint』サイトの方は、
《スズキは2014年にはモトGP復帰すると強調してるが、そんなのは何か書いておかなければならないから書いてるだけ。カワサキだって一時的に撤退し検討してゆくと公表したきり、復帰の『ふ』の字もないではないか。早々に復帰できそうな要素など何もないのだ。》と、なかなか辛口です…
でも、早々に復帰してね!スズキもカワサキも…クリックPrego