WSB『チャバッティ:不適切な行為なし』
レース2終了後すぐに、ジョナサン・レアの操縦について物議が持ち上がってきた。
ここはレース・ディレクションの判断を仰ぐのが適当なわけで…決定を下す前に『渦中のオーバーテイク』映像を再見しているのは当然のこと。
「故意による不適切な行為はなんら見当たりませんね。」と言うのは、スーパーバイクのゼネラル・ディレクターでありレース・ディレクションにも席を置くパオロ・チャバッティ氏。
「4〜5選手が熱闘を繰り広げる非常に激しい2レースに立合ったわけですが、我々の見地としては不適切な行為はなかったですね。」
レース2の最終コーナーでは何が起きたのでしょう?
「メランドリ、ハスラム、ビアッジ、レア選手らが全員、レースに勝とうと奮闘してました。メランドリ選手が膨らんで入って来ていたし、ハスラム選手も抜け道ができる程度に膨らんでしまい、そこにレア選手が入って行ったと言うことです(管理人注:その結果、メランドリ/ハスラム両選手が転倒リタイヤとなっている)。」
メランドリ選手が不満を口にしてましたが、レア選手みずからレース1等々でのメランドリ選手の行為を喚起させつつ返答してましたね。
「かなり荒々しい接触はありましたが、意図的な点は皆無でした。度胸ある男達のレースでしたね。」
落ち着きを取り戻すには、こう言ったレース・デイが必要だったのでしょうか…。
「モンツァ戦のような厳しい週末の後の…こう言うレースには元気づけられますね。見ごたえある2レースのお陰ですよ。また、ヴァレンティーノ・ロッシ選手のコメントを読みましたが、格別、喜ばしいことですね…専門家で、レース好きな人間がこう言うことを言ってくれるのはね。多少は、あのモンツァ戦でのことを緩和させてくれますね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年05月13日)
ちなみに、その話題になってるレース2全部、下記映像でご覧いただけます。それから、その下のが、前半はチェカ選手の転倒、後半は問題となってるハスラム&メランドリ選手の転倒シーンです。
次回は5月28日ミラー・パークWSB戦に大注目!!クリックPrego