MotoGP

J.ロレンソ『ずっとヤマハ一途です。とりあえず今は…』

モトGP『ロレンソ:ヤマハ一途です。今のところは…』




「金で幸せにはなれないから。」と、ホルヘ・ロレンソが賢明に語りつつ、笑顔でこう付け加える。
「でも、誰もそれを捨てたりはしないんですよね。」
世界選手権のゴールデン・ボーイ…本人はそう認めたがらないが、2日前より…つまり、ストーナー選手が引退宣言をした時以来、自身の価値がぐっとつり上がったことは良く分かっている。
ヤマハは何が何でも手放さないだろうし、ホンダはストーナー抜きで打倒ロレンソは厳しいと承知している。昨シーズンの総合ランキングからストーナー選手の名前を消したら、誰が1番上にくるかは簡単明瞭。
ペドロサ選手はすでに主役の座に…ホンダHRCのトップライダーの地位についたことがあり…そして、失墜している。ペドロサ選手の才能に疑いの目を向ける者など皆無だが、確実と言うには何かが足りない。ロレンソ選手は満足げに、笑顔で一言一言を噛みしめる。
ずっと言い続けてきたことだけど、僕の望みはヤマハでキャリアを終えることで、常にそう思ってます。

話はこれで終わりと言うところだろう…この最後の一言さえなければ。
今のところはね。
そして、以前、ヴァレンティーノ・ロッシがやはりヤマハでキャリア云々と言っていたことを持ち出されると、こう答えるのだ。
今の段階では、どんなオファーに対しても遠ざけるようなことはしないでしょ、急ぐ必要もないし。どれがベストかを検討しなければ…ゆっくり、これまでのキャリアで契約更新をしなければならない時に、いつもやってきたようにね。」
川岸に腰かけて待っていれば、船の方からやって来て、さあ、どうぞ乗ってくださいと言うわけだ。あとは値段を決めるだけ。
「もちろん、この点がハッキリしないからと言って、コースでのパフォーマンスに影響はないですけどね。」とも。

引退なんて考えはかすりもしないし、モチベーションは上々、最大の強敵を失っても何も変わらない。
「寂しくなるでしょうね…でも、今シーズン一杯はコースにいるわけだから。」
そして、容易には倒せないのだ。もしかしたら、今後、2人が道を交える時が来るかもしれない。
絶対ないなんてことは、ないでしょ。ケーシーは意思がはっきりしていて、そう簡単に考えを変えたりしないタイプのようには見えるけれどね。
しかし、前例はある。昨年、茂木GP参戦に反対した際、最終的には考えを変えているのだ。
「確かに、そう言うこともありましたね。」と、ロレンソ選手が冗談めかす。
時にはライバルが大きな贈り物をしてくれると言うこともあるのだが、今回のストーナー選手からのはかなり大きいぞ。


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年05月17日



ホンダ・レプソルにスペイン人は2人いらない…とスペイン紙で読んだような記憶が…



今年のライダー市場は盛り上がるぞ!!クリックPrego

人気ブログランキングへ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP