モトGP『ロッシ:エスペレータ?僕より詳しい』
ヴァレンティーノ・ロッシが自身を笑い飛ばす気満々でアッセン入りした…先のシルバーストーン戦をリセットし、バルセロナ戦から再スタートしようと言う寸法だ。ただし、オランダの気候はどちらかと言えば、スペインよりはイギリスのそれを彷彿させるのだが。
「ここは寒くって、実際、すぐにマフラー巻きましたよ…じゃないと喉が痛くなるもんだから。年と共にだんだん父のグラツィアーノに似てきてね…残るはサスペンダーだけですね。」と笑うロッシ選手。
今回の目標は?
「シルバーストーンの上を行くこと…どうしてもね。少なくともドライでのベスト・リザルトをもう一回出したいですよ。」
前回の問題点は?
「リアタイヤのグリップがなかったことです。ニッキーもレース中は同じ点でトラブってたんでね。」
リアタイヤにハードを選んだことが影響したのでは?
「そうであって欲しいとは思ってるんですよ…だったら、すべては簡単明瞭…ただ、そうはいかなくってね。ソフトを履いてたら、もっと酷かったでしょうね。」
去年のアッセンは悪くなかったですね。
「4位ゴールでね。ただ、ロレンソ選手とシモンチェッリ選手の転倒のおかげでしたけどね。特に速かったわけではないです。コースはかなり好きなんですけどね。」
雨になる危険性もありますが。
「危険性と言うよりは、希望ですかね…うちにとっては。ウエットなら競争力は高まるわけでね。」
先週、『ワールド・ドゥカティ・ウィーク』イベントに参加して、エネルギー充塡になりましたか?
「スゴく良い経験でしたね…かなり大変だったけど、楽しかったんですよ。イタリア色全開フェスタでね…ドゥカティって言うのは1つの主義であり、もの凄い情熱が感じられてましたね。」
Audi R8 LMSにも試乗されてましたし、常にル・マン24時間耐久レースで走ってみたいと仰ってますよね。ドゥカティとアウディが結び付いたことで、ロッシ選手の将来も変わってくるのでしょうか?
「あれはもの凄い厳しいレースで…特殊な訓練をしなければならないんですよ。モトGPを引退してからじゃないと無理ですね。今のところ、あと何年かはオートバイを走らせていたいし、その後ならやってみたいですけどねぇ。アウディは24時間耐久にハイレベルな参戦をしているし、4輪レーサーと同じってわけにはいかないだろうけど、一緒に走れたらスゴいでしょうねぇ。」
その将来についてなんですが、エスペレータ社長が“来年、ロッシ選手は確実に競争力の高いマシンに乗るでしょう…ホンダでもヤマハでも問題ではないが。”と明かしてましたが。
「ただ、そう考えているだけなんだと思いますけど…それか、僕より詳しく知っているのか(笑)。僕はどちらのメーカーにもマシンを頼んではいませんよ。僕の目標はドゥカティ機を勝てるマシンに変えて、ここで続けていくことですから。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年06月27日)
あぁぁ、そう言えば去年もロッシ選手が首にバンダナかなんか巻いていて…こころなしか年寄り臭いなぁと思ったことが…
ロッシ選手に、アンチエイジング!!クリックPrego