モトGP『ヘイデン:将来に向け、アウディを待つ』
アッセン戦モトGP予選は、ドゥカティにとって苦難の道となってしまった。同チームの首位ライダーはニッキー・ヘイデンの9位で…ストーナー・ロレンソ・ペドロサらには遠く及ばず、ただし、セカンドローならばヘイデン選手のタイムで0.3秒差だったのだ。
「0.1秒削れてたら、けっこう順位を上げられたんですが…。」と言うヘイデン選手。
「全力は尽くしたんですが、多分、ちょっとしたミスの性で0.2秒は無駄にしてしまったんでしょうねぇ。9位スタートはビッグ・ビジネスって感じではないです…第1コーナーが短くて狭いことを思うとね。ウオームアップで改善できれば良いんですが…ペースはまぁまぁなんだけど、充分ではないんでね。」
具体的には何が欠けているのですか?
「全員、同じコンディションでしたが。改良が難しくってね…それにコースがずっと安定してくれなくって…気温やグリップがね。うちはわずかな前進で、予選序盤ではハードタイヤを履いて1分34秒9で周れたんですよ。競り合っていける状態だったんだけど、終盤、コースがドライの状態でソフトを履いたらタイムを出せなくなってしまって…他の選手らとは打って変わってね。」
ヴァレンティーノ・ロッシ選手が根本的に車体の改良が必要だと言ってましたが、賛成ですか?
「改良はしていかなければならないんですが、新シャーシが必要かどうか…僕は分かりません。ドゥカティに対して、あまり批判的にはなれないもんで。バルセロナやムジェッロのテストでは、テストするのに色々と用意してきてましたよ。ツイてないことに、望んでたような結果には達しませんでしたが。ただ、去年は改良をしすぎてしまって、結局は逆効果になってしまったし。」
ヘイデン選手は今もドゥカティ残留希望ですか、それとも、スーパーバイク行きなんかも?
「別のオファーは来てません。僕はここが良んだけど、僕の契約期限ももう少しで切れるですが、正式に交渉を始めるには、アウディによる買収が承認されるのを待たなければ。ただ、WSBに関しては話し合ったことは一度もないですよ。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年06月29日)
まぁ、ロッシ選手とはけっこう立場が違う感じですね…
アウディさん、ル・マン24hみたいな車を作ってあげてよ