モトGP『独GP:ブリヂストンタイヤはアッセンと同じ、ドゥカティ/ヤマハは警報』
今回のドイツGPではタイヤに関し大きな疑問符付きで開始されることとなる…ドゥカティとヤマハにとっては特にだ。
実は、ブリヂストンではアッセンと同じタイヤを搬入する予定でおり、つまり、フロント用にはソフト・スリックとミディアムを、リア用にはソフト・ミディアムとミディアムと言う組合せで、明らかに左右不対称のものである。
アッセンでは決勝レース中に、ヴァレンティーノ・ロッシ(上記写真)とベン・スピース、エクトル・バルベラのタイヤ表面が文字通り剥がれ落ちるトラブルが発生したのも記憶に新しい。
ブリヂストンのモータースポーツ開発部長を務める山下伸一氏が問題のタイヤについて、検証のため早急に日本へ送ったと発表しているが、本日迄にまだ何ら回答は届いていない…時間的にはもはや限界のはずなのだが。
少なくともムジェッロ戦の前までには検証結果が届くと良いのだが、これまたドイツ戦のわずか1週間後なのだ。ムジェッロのコースには長い直線コースがあり、かつてカワサキ機を駆っていた中野真矢選手のタイヤがバーストしたのが記憶にある…時速300km前後で転倒、そのまま転がって行き、バリアからわずか数センチの所で停止したのだ。あんな光景はもうニ度と見たくはないのだが。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Motograndprix 2012年07月04日)
……その、二度と見たくない光景が、こちらなんですが…本当に二度と起きて欲しくない光景です。
Grosse chute de Nakano à 315 km/h di Mad-Doctor
ドゥカティ&ヤマハに警報クリックPrego