モト2『エリアス:グレジーニへ一歩前進』
つい先日、チーム・アスパーに別れを告げたばかりのトニ・エリアスが、どうやら今季モト2クラスに参戦し続けるべく新たなシートを見つけたようだ。と言うのも、チーム・グレジーニの英国人ライダー、ジーノ・レア選手のポストが、実は風前の灯なのだとか。
ここまでの9戦でレア選手が獲得したのは1ポイントのみ…ヘレス戦での15位だけで、期待を裏切り、シャーシをモリワキからスッター製に変えても期待のリザルトは届かず。
エリアス選手は2010年にグレジーニから出走しており、同年にはモト2クラスでのタイトルを獲得している。ファウスト・グレジーニマネージャーも既に同選手との接触を図っているようで、インディアナポリス戦より復帰となるのではないか。
グリッドの顔ぶれが変わるのはこれだけではないようで、どうやらモト3クラスのアンブロージョ・ネクスト・レーシングでは現在参戦中のシモーネ・グロツキ・ジョルジとジュリアン・パドーネのどちらかを変えようと思案中だ。
グレジーニのところと似たり寄ったりの話であり、チームマネージャーのフィオレンツォ・カポネーラはシーズン中にマシンを変更…オーラル機からスッター/ホンダ機に乗り換えたものの、これと言ったリザルトは得られずにいるのだ。そこに登場するのがアレックス・マルケス…あのマルク・マルケス弟で、現在、まさにスッター製シャーシのマシンを駆ってスペイン選手権モト3クラスで首位に立っている。同選手は既に世界選手権にもワイルドカードで3回参戦しており(ヘレス・エストリル・バルセロナ)、常にポイントを獲得し、バルセロナ戦では6位入賞も果たしている。
弟マルケス選手のために、どちらの選手が辞めることとなるかはいまだ未定だが、どうもグロツキ選手とチームとの関係に波風が立っていそうではある。14日(土)のムジェッロGP予選後、同選手がフェイスブックにこんな不満を綴っている。
《今日みたい日は、ほろ苦く後悔してしまうんだよね…どうして自分1人の力でどうこうできるスポーツを選ばなかったんだろうって!》
チーム側の決定は来週以降に発表される予定。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年07月17日)
シモーネ・グロツキ選手は将来的にはコメンテーターとかいけそうなんですけどねぇ…なかなか喋りがしっかりしたタイプなんですよ。
エリアス選手に、もう一花!クリックPrego