MotoGP

ホンダ・KTM / カレックス・スッター・スピードアップ:2013年エンジン&シャーシ闘争

それでは本日は珍しく…
ラ・キリコ記事にしては真面目なのを一発(いや、いつだって大真面目なんですけどね)。
まずはモト2のシャーシ闘争からでんな。

モト2『2013年カレックス優勢』

bikeracing-moto2.jpg ★昨年に引き続き2013年もまたモト2クラスではカレックスが優勢で、参戦ライダー32名中11名が使用することとなっている。

★モト2クラスで3年連続コンストラクターズタイトルを獲得しているスッターは8名。

★スピードアップはフォワード・レーシングのおかげで6名に増えた。

2013年モト2クラス 各チーム使用シャーシ

カレックス(計11名)
・ポンス・レーシング     :ポル・エスパルガロ、ティト・ラバト、アクセル・ポンス
・イタルトランス       :フリアン・シモン、中上貴晶
・マルクVDSレーシングチーム :スコット・レディング、ミカ・カリオ
・ブルーセンス・アヴィンティア:トニ・エリアス、カイル・スミス
・SAGレーシング       :ハビエル・シメオン、マルセル・シュロッター

スッター(計8名)
・アスパー           :ニコ・テロール、ホルディ・トーレス
・インターウェッテン・パドック :トーマス・ルーティ
・CAME Iodaracing Project     :ホアン・ザルコ
・Technomag carXpert       :ランディ・クルメナッハ、ドミニク・エガーター
・グレジーニ・レーシング    :ド二・タタ・プラディタ、ラタパー・ウィライロー

スピードアップ(計6名)
・フォワード・レーシング:アレックス・デ・アンジェリス、シモーネ・コルシ、マッティア・パジーニ、リッキー・カルドゥス
・QMMFレーシング    :アンソニー・ウエスト、ラフィッド・トパン・スシプト

テック3(計2名)
・テック3:ルイ・ロッシ、ダニー・ケント

MotoBost(※元AJR、計2名)
・Arginano Racing:アルベルト・モンカヨ、Steven Odendaal

MotoBI/TSR(計1名)
・JiRチーム:マイク・デ・メーリョ

FTR(計1名)
・ESGPチーム:ジーノ・レア

モリワキ(計1名)
・ホンダ・アジア・チーム・タディ:高橋裕紀

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年01月04日 Bikeracing.it記事より抜粋)

おっ、早速、ニコ・テロール選手が12月のアルメリア・テストの結果、スッターにOKを出しとりますね!!

bikeracing-nico.jpg 《アルメリア・テスト最終日に新シャーシを試してみました…2012年に使っていたのより堅めのなんですが。ラップタイムを縮められそうが気がしたし、間違いなくポジティブです。ただし、まだ2013年に向けての作業は残ってますけどね。
次回テストに向けての案もあって…進む方向は分かってます。アルメリアでは2013年に向け、毎日、良い感じの進歩が見られました。(2013/01/05 Bikeracing.it記事より抜粋)》



お次ぎはモト3のエンジン闘争…
イタリア勢は……ふむふむ、そうきたか。

モト3『2013年エンジン:KTMがホンダを抜く』

bikeracing-moto3.jpg ★2012年にモト3クラスで使用されていたエンジンはホンダの方が優勢だったが、2013年はホンダが14名に対し、KTMが16名の大逆転となった(KTMが5名から8名に増え、カレックスKTMが4名から8名に増えた結果)。

★ちなみにイタリア人ライダー全員が(ロマーノ・フェナーティ、フランチェスコ・バニャイア、アレッサンドロ・トヌッチ、ニッコロー・アントネッリ、ロレンツォ・バルダッサーリ、マッテオ・フェラーリ)、現在のところホンダ単気筒250cc4ストローク&FTRの組合せを選んでいる。

・KTM(計8名)
Luis Salom (Red Bull KTM Ajo Factory Team)
Zulfahmi Khairuddin (Red Bull KTM Ajo Factory Team)
Arthur Sissis (Red Bull KTM Ajo Factory Team)
Niklas Ajo (Avant Tecno)
Maverick Vinales (JHK T-Shirt LaGlisse)
Ana Carrasco (JHK T-Shirt LaGlisse)
Alex Rins (Monlau Competicion)
Alex Marquez (Monlau Competicion)

・カレックスKTM(計8名)
Jonas Folger (MAPFRE Aspar Team Moto3)
Eric Granado (MAPFRE Aspar Team Moto3)
Jakub Kornfeil (Redox RW Racing GP)
Jasper Iwema (RW Racing GP)
Livio Loi (Marc VDS Racing Team)
Florian Alt (Kiefer Racing)
Toni Finsterbusch (Kiefer Racing)
Philipp Ottl (Paddock TT Motion Events)

・ホンダ
Romano Fenati (Team Italia FMI) – FTR Honda
Francesco Bagnaia (Team Italia FMI) – FTR Honda
Niccolò Antonelli (Go & Fun Gresini Moto3) – FTR Honda
Lorenzo Baldassarri (Go & Fun Gresini Moto3) – FTR Honda
Alessandro Tonucci (Caretta Technology) – FTR Honda
Hyuga Watanabe (Caretta Technology) – FTR Honda
Matteo Ferrari (Ongetta Centro Seta) – FTR Honda
Isaac Vinales (Bimbo Ongetta Centro Seta) – FTR Honda
Jack Miller (Racing Team Germany) – FTR Honda
John McPhee (Racing Team Germany) – FTR Honda
Alan Techer (CIP Moto) – TSR Honda
Juanfran Guevara (CIP Moto) – TSR Honda
Brad Binder (Ambrogio NEXT Racing) – FTR/Suter Honda
Danny Webb (Ambrogio NEXT Racing) – FTR/Suter Honda

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年12月10日 Bikeracing.it記事より抜粋)

さて、なにかとバタバタしていたマーヴェリック・ヴィニャーレス選手。
昨年はFTRホンダで走っとりましたが……
乗り換えてみたKTMのご感想はこちら。

marca-ktm-vina.jpg 《KTMファンの皆さんへの僕からのメッセージは…2013年、うちのチームは可能な限り上に居るだろうと言うものです。
僕のライバルは去年の顔ぶれと変わらないでしょう。今年は優勝候補としてスタートはしないので、自分自身に集中していく気持ちです。
テストではかなりポジティブな手応えもいくつかありました。このマシンがもの凄く良いものだとは思ってなかったんですが、正直なところ、パワーの程には驚きました。改良すべき点はどっさりあって…特にシャーシですね。例えば、まだコーナーでの走りが足りないかな。おもな違いは加速とトップスピードです。コーナーを抜ける時のKTMの加速にはかなり驚きました。
2013/01/03 Marca記事より抜粋)》

エンジンであれシャーシであれチームであれ…
今年は落着いてフルシーズン戦って欲しいもんですね。


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