昨年11月末ごろから…ホンダのセパンテストが終わったぐらいからですかね…
スペイン各サイトではマルク・マルケス選手のインタビューがあちこっちに出始めまして…
これがまた長いんだ、どれもこれも。
んで、今回は『モトGPとモト2の違い』について語ってるあたりを選んで抜き出してみました!!
まぁ、それ以外の内容もちょっとあるのは…いつものご愛嬌ってことで♡
モトGP『ロッシと一緒に表彰台に上がったポスターを作るかなぁ』
★2012年11月末、日本〜セパンを訪れたマルク・マルケスにインタビュー。
「【ヴァレンシア・テストではモトGP機のハンドルにボタンが多いと驚いていたが…】はい。ギアチェンジの時に色々と変えることができるんです…例えば、パワー曲線とかエンジンブレーキとか、トラクションコントロールとか…電制がトラブったらスクリーンに警告が出てくるし…。モト2機にはなかったけど、かなり良く覚えられました…説明書をもらったんで(※“どっさり”と言うジェスチャー)。家で復習したから、もう大丈夫。
【では問題です。緑のランプは?】周回がだんだん良くなってきている。
【赤いランプは?】その時によるんで…もし4つ点いたらギアチェンジをするで、全部なら停止する。
【オレンジは?】ギアチェンジしなければならないコーナー手前で点く。すぐにレッドゾーンに入ると警告。
【黄色は?】黄色?黄色?ランプの色はもうないけれど…。
【ピットガレージでの作業の違いは?】一番の違いは…以前は、ピット内で話をする相手は2人だったのが、今はチーフメカニックのサンティさんに、ストーナー選手のチーフメカニックだったクリスティアンさん、それからエレクトリック・エンジニアにテレメータ、ブリヂストンのスタッフ、オーリンズのスタッフ、それにHRCのエンジニアの皆さん。少なくとも専門用語なら英語はもう完璧ですよ。
【ヴァレンシアの第1セクションでは最速タイムでしたね】自分でもびっくりしました。スッポさんがモニターの写真を撮ってくれて“モトGPでの君の初最速ラップだよ”って。
【バウティスタ選手がロッシ選手への初オーバーテイクをポスターにしてましたが…】僕は、ぜひロッシ選手と一緒に表彰台に乗ったところを。あんな風に大きなポスターにするかも。
【ペドロサ選手とは?】あまり話はしませんでした。うちのチームは経験豊富だし、彼らのアドバイスを聞いてます。一番のライバルはチームメイトだって言うじゃないですが…ダニは明らかに優勝候補だし。彼はプレッシャーを感じているだろうし、僕は学ばなければならないし。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:2012年11月24日 Diario AS記事より抜粋)
モトGP『マルケス:僕のお気に入りはずっとロッシ』
★マルク・マルケスが『Motociclismo』サイトのインタビューに答えた。
「【モトGPとモト2の違いは?】電制システムが完全に違ってます。モトGPの方がスピード面や慣性、マシン重量などのトラブル解決が難しい。モト2ではコーナー中盤まではクラッチ勝負だけど、モトGPでは単純にマシンを傾けますね…ただ、マシンを信用してですよ。モトGPの方が操縦しやすいポイントもいくつかあります。
ヴァレンシアで気づいたコーナー進入でのおもな違いはパワーでした。加速に関しては直線コースの方がコーナーより操縦が複雑で…ただ、それ以外では大きな変化は感じませんでしたが。
マレーシアの方が高速コーナーで…ブレーキングが最も強いサーキットの1つなんですよ。モトGPマシンだとブレーキングポイントに達して安定した状態でいるのは難しいと思いました。1日目にブレーキングが1周上手くできると3周ダメってことに気づいたんです…特に直線と逆行の直線がある所が一番すごい区間ですね。少しずつ身につけていきましたが。
良いセッティングができれていれば速い走りができるけど、コーナーが右折か左折かによりますね…マシンが立ち上がれるような凄いパワーがあるし、みんな大体同じように起こせる。みんなアクセルで勝負して、最終的には電制システムで制御されて。マシンにパワーがあって、それを自分で色々と駆使できるんですよ。
【乗ってみて意外な点は?】オーバーテイクがかなり難しくなるだろうなぁと。マシンの慣性が強く、もっとかなり走っていくんですよ。直線コースは1人で走っても難しいんで、他に人がいたらかなり複雑になるだろうなぁ。多分、だからオーバーテイクが少ないんだろうし、レースもあんなに違うんじゃないかなぁ…。結局、タイヤが摩耗してくると電制システムがライダーを制御するわけだし。操縦方法を変えることもできるだろうけど、サーキットのの内外で手を加えられているマシンですからね。
【オフシーズンのトレーニングにも違いが?】まだ本当のオフシーズンってわっけじゃないんで…昨日、マレーシアから帰って来たんで、来週月曜からオフシーズンってことで全体的に少し強化していかないと。少なくとも12月残り半分と1月は筋トレとフィジカルトレーニングをね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:2012年12月13日 Motociclismo.es記事より抜粋)
モトGP『マルケス:おべっかでは速く走れない』
★マルク・マルケスインタビュー。
「【モトGPは特別な香り?】いいえ。音はそうですね…スゴく良かった。一度も耳栓しませんでした。
【モトGPは飛行機の離陸のような感じがする?】コーナーによっては、もの凄く加速が感じられることがあるんです。凄いですよ。良い感じでね。まだ全てを満喫してるわけじゃないけど…まだマシンに乗せられてる感じなんで。少しずつね…。
【ジムでのトレーニングは?】この冬はかなり頑張らなければ。フィジカルトレーニングはやるに越したことはないわけだし。マレーシアでは最終日より初日の25ラップの方が疲れてしまって。走るごとに力が抜けていって、あまり力まなくなっていった。猛トレーニングしなければね。
【食事も?】今、2kg落ちてしまったんですよ。休みなしだったから。間食もするようにして。モト2の時で61kgだったんで、それぐらいにはならないと。まぁ、クリスマスのケーキですね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:2012年12月14日 Marca記事より抜粋)
モトGP『マルケス:目標?今はまだ何も』
★モト2チャンピオンのマルク・マルケスが『AS』編集部へ5回目の訪問をしてくれた。
★マルケス選手のインタビュー。
「マレーシア・テスト初日は、1周上手く走れたら3〜4周はダメで…3日間ずっと膨らんで走り続けるのかなぁって思っていたら、2日目には違いが出てきて…タイムも削れて自信も出てきた。
最初の標識が目に入ると…多分、200mのだと思うんだけど…すぐにブレーキをかけてました。モト2の時は単純にじっとコーナーを見てました。モトGPのブレーキは強くかかるし、フロントタイヤのおかげで強く入っていける。最初は時々、ブレーキングで転倒することになるだろうけど。
最高で時速340km出したけど…スゴかったのは加速の方ですね。トップスピードが出てるなって一番良くわかるのは、ブレーキをかけるために起き上がる時なんです。テスト2日目は前日のせいで首が筋肉痛で…マシンを起こす時に風に強く打たれて…あれは初めての経験でした。3日目には良くなりました。ちょっと大変かなってぐらいで。
まだギクッとするようなことはないです…まだマシンに乗せられてるって感じなんで。モト2ではスライディングも楽しんでたし…転倒と言う転倒はすべて経験したんで、限界が分かってたんですよ。
この冬はフィジカルトレーニングを頑張らないと…やるに越したことはないですからね。テスト最終日より初日の方が疲れてしまって…体を堅くしてるもんだから。その後は長い周回にも耐えられるようになって。モト2クラス最後は61kgあったんだけど、今は59kgなんですよ…逆走してるわけですね(笑)。忙しいから食事には気をつけなければ…今度は体重を増やす番。多分、63kgで充分なんじゃないかなぁ。重要なのは体調が万全だってことで。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:2012年12月14日 Diario AS記事より抜粋)
まぁ…微妙に重複している内容もあるんですが…
目標体重が61kgから63kgに増えたとことかね…
いいなぁ〜心おきなく太れるなんて…クリックPrego