ダカール2013、総合上位3位までの選手コメントです。
『主要選手コメント』
シリル・デプレ選手 (フランス, KTM – 総合優勝 – 第14ステージ14位)
「ダカールが簡単だった試しはないし、いつだって予想不可能。今年はペルーから始まり、初日から砂だらけとナビゲーション三昧…ラリー中盤ではどんどん複雑になっていってね。マラソンステージのビバークでは、サポート無しのエンジン交換を強いられたよ。幸い、こうした戦いに打ち勝ち、ラリー後半では総合トップになれた。」
「僕にとってこの勝利は特別で、多くの意味がある。まず、ここしばらくの間、2回連続で総合優勝を手にした選手がいないってこと。記憶が確かなら、リチャード・サンクトが最後かな(実際はサンクトのすぐ後で、ファブリツィオ・メオーニが2001-2002年連続で優勝)。そして、僕のチームメイト、ルーベン(ファリア)が準優勝でとても嬉しいよ。こいつとは4年間を共にしてきたけど、ここ最近はライダーとしてとても成熟したね。」
「当然のことながら、ステファン・ペテランセルの記録に並ぶべく今後も続けていくのかと聞かれるわけだが…答えはイエス。記録を塗り替える事だけではなく、前に進んでいきたいです。単純にこのレースは僕にとって魅力的なものだし、すごい感動を与えてくれる。今日は2000年のデビューの時みたいだった…この感じが変わらない限りはまた戻ってくるよ!今回の総合優勝を可能にしてくれたKTMのチームメンバーやルーベン、そして、パートナーの皆さんに感謝します。」
ルーベン・ファリア選手 (ポルトガル, KTM – 総合準優勝 – 第14ステージ1位)
「昨日は総合2位を逃してしまってたけど、とにかく表彰台に上れるだけで…シリル・デプレのサポート役にとってはすごい事だろうって思ったんですよ。でも、信じられない様な事が起きて…チャレコ(ロペス)がエンジン交換し、結果として僕が2位に上がってね。もう大した距離は残ってなかったので、このポジションは守れるなと思いました。最後はPizzolitoで転倒してしまったけど大事には至らなかった…砂だらけにはなったけどね。すごく幸せです。」
フランシスコ・ロペス選手 (チリ, KTM – 総合3位 – 第14ステージ39位)
「昨日、ギアにトラブルが発生し、エンジン交換をしなければならなくなった。残念ながら、それで総合2位は逃したけど、サンチャゴに到着する事が最も重要で、2位の事を考えるのは次の話。前のステージでは1位だったし、毎日、全力を尽くせて幸せです。4回ステージで勝って、最終日は表彰台なんだから、自分やチリの国、そして家族、妻、皆に対しても充分に満足してます。エンジンの件は適切な決定でしたね。もし交換してなかったら、今まだ走ってることろでしょうね。今となっては、この3位は2位よりも意味が大きいですよ…特に昨年、あんな酷い事故を起こした後だとね。いかにダカールを勝つかという事です。」
(日本語翻訳:MOKU / 伊語記事:2013年01月20日 Motoblog記事より抜粋)