今年もまたモトGPクラスで唯一ショーワのサスペンションを使うバウティスタ選手ですが…
こうした状況に、けっこう感謝しているようですな。
モトGP『バウティスタ:ショーワ継続で契約更新』
★昨シーズン、総合5位で終えたアルヴァロ・バウティスタとそのメカニック勢はサスペンションの変更を考えていたが、結局、今シーズンもまた、ホンダモトGPライダーとして唯一ショーワのサスペンションを使用することとなり(他選手はオーリンズ製を使用。ショーワは無料、オーリンズは約30万ユーロ)、その引き換えとしてGo & Funホンダグレジーニ・チームとの契約を1年余計に獲得した。
★本日午後、『Fórmula SER』のインタビューでバウティスタ選手が次のように明かした。
「僕もサスペンションを変えたかったんです…ただ、ショーワとHRCの意向は分かったし…とにかく強要されたわけではなくて…ただ、僕が改良を続けることに関心がある事は分かりました。ショーワのサスペンションが機能することに関心があるわけですから。
今後それを使っていこうってことなのかどうかは分かりませんが…それはともかく、僕の方ではグレジーニと1年余計に契約できたわけでね。2013〜2014年はモトGPで走れます…ライダーが多い割りには良いマシンは少ないわけで…そう言う中で2014年分の契約更改もできたって言うのは重要ですよ。おかげで今年も安心して働けます…来年のことを考えて常に好リザルトを追いかけずにね。ある点に関し僕も納得し、別な点に関し向こうも納得したわけですよ。
【第1回セパンテストではブラドル選手の後ろで7位。自身の目標には遠いリザルトだったが…】僕の望みはサテライト首位ライダーになること…そして、ホンダ/ヤマハのワークスマシンにできるだけ近づくこと。現実を見据えねばならないし、サテライトマシンがワークスマシンのレベルに近づくには常に苦労がつき物だって分かってないとね。
ショーワを使っていると他のほどお手本はたくさんないんだけど、もし上手く行くようになったらワークスとは何か違う物を手に入れられるわけで…それによって彼らに近づけるかもしれないしね。
第1回セパンテストの結果には全て満足してるわけじゃない…マシンがもっと違う走りをしてくれるものと思ってたからかなぁ。問題点は分かりました…マシンの操舵性が、特にね。良かった点はショーワがかなりの作業をこなしてくれていることと、HRCが手厚いサポートをしてくれることですね。次回テストに向けてデータもどっさり採取したし、問題解決に向けて試してみることもどっさりあるしね。問題は操縦しやすくないところ。さてさて、HRCとショーワが操縦しやすくしてくれるのか…結果を出せるのかどうかですね。」
(日本語翻訳:La Chirico / 西語記事:2013年02月17日 as.com記事より抜粋)
いや〜〜大人の発言ですねぇ…
昔はこんなんだったんですが…
ya hará tiempo de esto,no? @aleixespargaro y @19bautista twitter.com/vicen_te89/sta…
— Vicente franchさん (@vicen_te89) 2013年2月18日
さて、契約更改と言えば、もう1つ…
モトGP『テック3&ヤマハ、2年契約近し』
★12シーズンを共に戦ってきたヤマハとチーム・テック3の契約が今シーズン末には切れるのだが、『MCN』によれば双方ともに少なくとも2015年までは離れない意向があるようだ。
★現在、ヤマハワークス/テック3共に同じメインスポンサー(Monster Energy)より支援されており、契約更改も難しくはないはず。また、テック3マネージャーのエルヴェー・ポンシャラル氏は、ヤマハ・ジュニアチームになることを希望している。
★リン・ジャービス(ヤマハワークス・マネージャー)のコメント
「チーム・テック3との契約は今シーズン末までとなっているが、当方としては契約更改を希望している。もうかなり以前より続いている体制であるし、大変満足している。また現在では同じスポンサーからの支援も受けており、それが今後の恩恵となる可能性もある。
【モトGPクラスにジュニアチームを持つことは?】若手育成チームと言うのも興味深い話だろう。例えば、ホンダはモト2・3にも関わっているから、すぐに若手選手と組むことができる。うちはその点、無理ですからね。今やモンスターからの支援も共有してるわけだし、テック3選手に対し似たような取組みができるのかもしれない…いつの日かワークスチームに迎える前提でね。」
★ポンシャラルマネージャーのコメント
「かつて他ではなかったほどヤマハとは良い関係を保っており、あと2年契約更改すると言うのが、もっとも理にかなったことでしょうね。パートナーのいくつかも共有しているわけだし、将来のライダー計画にも着手できるのではないでしょうか。多分、ヴァレンティーノ(ロッシ)は2014年末には辞めるだろうし、ロレンソ選手も永遠に走り続けるわけじゃない。ヤマハは先のことを考えなければならないんですよ。
この点においてテック3では常に重要な役割を果たしてきましたから。ベン・スピースはうちから送り出したのだし、カル・クラッチローにも将来的にワークス選手になれる才能がある。ブラッドリー・スミスだっていますよ…なかなか興味深いかもしれないじゃないですか。
将来的には、うちとしては更にグローバルなストラテジーに一役買えればと思ってます。もちろん、うちからチャンピオンを出すと言う話ではなく、ヤマハの明るい未来作りに貢献できるんじゃないかと…。」
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年02月18日 Omnicorse.it記事より抜粋)
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