SBK開幕戦を直前に控え、事前に少しインプットしておきますか。
『スーパーバイク2013、ガイドブック』
★スーパーバイク・ワールド・チャンピオンシップ2013、エントリーリスト
2- レオン・キャミア、フィクシー・クレセント・スズキ – GSX-R 1000
5- アレキサンダー・ルンド、チーム・ペデルチーニ – Kawasaki ZX-10R
7- カルロス・チェカ、チーム・ドゥカティ・アルスター – Ducati 1199 Panigale R
16- ジュール・クルーゼル、フィクシー・クレセント・スズキ – Suzuki GSX-R 1000
18- イヴァン・クレメンティ、HTMレーシング – BMW S1000RR
19- チャズ・デービス、BMWモトラッド・ゴールドベットSBKチーム – BMW S1000RR HP4
23- フェデリコ・サンディ、チーム・ペデルチーニ – Kawasaki ZX-10R
27- マックス・ノイキルヒナー、MRレーシング – Ducati 1199 Panigale R
31- ヴィットリオ・イアンヌッツォ、グリッリーニ・デンタルマティックSBKチーム – BMW S1000RR
33- マルコ・メランドリ、BMWモトラッド・ゴールドベットSBKチーム – BMW S1000RR HP4
34- ダヴィデ・ジュリアーノ、アルテア・レーシング – Aprilia RSV4 Factory
50- シルヴァン・ギュントーリ、アプリリア・レーシングチーム – Aprilia RSV4 Factory
58- ユージーン・ラバティ、アプリリア・レーシングチーム – Aprilia RSV4 Factory
65- ジョナサン・レイ、パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム – Honda CBR 1000RR
66- トム・サイクス、カワサキ・レーシングチーム – Kawasaki ZX-10R
76- ロリス・バズ、カワサキ・レーシングチーム – Kawasaki ZX-10R
84- ミシェル・ファブリツィオ、レッドデビルズ・ローマ – Aprilia RSV4 Factory
86- アイルトン・バドヴィーニ、チーム・ドゥカティ・アルスター – Ducati 1199 Panigale R
91- レオン・ハスラム、パタ・ホンダ・ワールドスーパーバイクチーム – Honda CBR 1000RR
★カレンダー
第1戦 2月24日:フリップアイランド(オーストラリア)
第2戦 4月14日:モーターランド・アラゴン(スペイン)
第3戦 4月28日:アッセン(オランダ)
第4戦 5月12日:モンツァ(イタリア)
第5戦 5月26日:ドニントンパーク(イギリス)
第6戦 6月9日:ポルティマオ(ポルトガル)
第7戦 6月30日:イモラ(イタリア)
第8戦 7月21日:モスクワ(ロシア)
第9戦 8月4日:シルバーストーン(イギリス)
第10戦 9月1日:ニュルブルクリング(ドイツ)
第11戦 9月15日:イスタンブール・パーク(トルコ)
第12戦 9月29日:ラグーナセカ(アメリカ)
第13戦 10月6日:マニクール(フランス)
第14戦 10月20日:ヘレス(スペイン)
第15戦 11月17日:ブッダ(インド)
★新スーパーポール・ルール
•スーパーポール第1セッションには予選公式タイム上位15選手が参加する事が出来る。
•スーパーポール第1セッション(以下SP1とする)では予選上位15選手が参加し、上位12選手までに絞られる。
•スーパーポール第2セッション(以下SP2とする)ではSP1上位12選手が参加し、上位9選手までに絞られる。
•スーパーポール第3セッション(以下SP3とする)はSP2上位9選手で行われる。
•ウエットコンディションの場合、『ウエット・スーパーポール』が採用される。
•『ウエット・スーパーポール』では予選タイム上位15選手がSP1に参加し、20分間でタイムを争う。SP2では同様に20分間でタイムを争い上位9選手に絞られる。
•SP1終了までに雨が降った場合、10分間の中断後、SP1の上位12選手が20分間の『ウエット・スーパーポール1』に参加し、そこで絞られた上位9選手が同様に20分間の『ウエット・スーパーポール2』でタイムを争う。
•SP2の終了までに雨が降った場合は、9選手が20分間でPP争いを行う。
★時間割
•スーパーポール、ドライコンディション
15.00 – 15.14: スーパーポール1
15.21 – 15.33: スーパーポール2
15.40 – 15.50: スーパーポール3
•ウエット・スーパーポール(雨天)
15.00 – 15.20: ウエット・スーパーポール1
15.30 – 15.50: ウエット・スーパーポール2
★レースウイーク・プログラム
新スーパーポールはレースウイークの土曜日に開催される。
金曜日はフリー走行と公式予選が各45分間行われる。
決勝戦は日曜日に2レースが行われ、走行距離は最短90〜最長110kmまで、現地時間12:00と15:30に開催される。
金曜日
11.45 – 12.30: フリー走行1
15.30 – 16.15: 公式予選1
土曜日
09.45 – 10.30: 公式予選2
12.30 – 13.15: フリー走行2
15.00 – 15.14: スーパーポール1
15.21 – 15.33: スーパーポール2
15.40 – 15.50: スーパーポール3
日曜日
09.20 – 09.35: ウォームアップ
12.00: レース1
15.30: レース2
★新テクニカル・レギュレーション
•重量制限
スーパーバイクは2、4気筒エンジンに関わらず最小重量165kgとする。
パフォーマンス・バランスを計るため『変則ルール』を採用。2気筒マシンはシーズンを通して3戦毎(順位をベースに重量制限する)に総重量を最高171kgとし、3kgのウエイトで重量調整する。
もしそれで不十分な場合は、FIMの規則によりリストリクターを装着させる事がある。
•2、4気筒エンジンのパフォーマンス・バランス
これは『MWA』システムを採用したもので、開催スケージュルの3ラウンドを終えた時点で、4気筒エンジンのコンストラクター(ホンダ、カワサキ、BMW、アプリリア、スズキ)と2気筒エンジンのコンストラクター(ドゥカティ)の中で、各コンストラクター上位2選手の合計得点を基礎として計算し、首位のコンストラクターを特定する。
首位のコンストラクターは各レースで完走した上位2選手のリザルドを基に、ラウンド毎に得点の平均を(『イベント・アベレージ』)出す。
もし首位コンストラクターの1選手のみが完走したレースの場合は特別査定を行い、2コンストラクターの上位選手それぞれの順位から平均を出す。
首位コンストラクターの2選手共に得点0だった場合(または、得点が取り消しになった場合)、当該イベントにおける平均は除外される事になるだろう。
3ラウンドが終了した時点で『イベント・アベレージ』は次のように制定される。もし5ポイント差でドゥカティが有利となり、その時点で3選手(チェカ、バドヴィー二、ノイキルヒナー)のうち1名が総合ランキング1位となっていた場合、ドゥカティ機には168kg、もしくは171kg(ルールにおける許容範囲の最高重量)になるまで重量が加えられるものとする。
反対に『イベント・アベレージ』が5ポイント以上の差で4気筒の首位コンストラクターが有利となった場合、最低重量は165kgのままとされる。ただし、ドゥカティ機は直径2mm毎のリストリクター装着を容認しなくてはならない。
また、4気筒コンストラクターが優位に立った場合(所属選手が総合ランク1位となりイベント・アべレージが5ポイント以上)、ドゥカティは直径48mmから最高52mmの範囲でリストリクターを装着する。また先に触れた通り、ドゥカティ機が最高171kgになるまで重量を搭載された場合は、直径48mmから最高46mmで制限される。
•変更点 etc.
タイヤの規格変更。リム径16.5から17インチに変更となった。なお、最大タイヤ幅はフロント3.5インチ、リア6インチ。
フロント・ブレーキレバー・プロテクターの装着と、レイン/ウエット条件時の赤色リアランプ。
今年より全てのマシンは市販スーパーバイクと同様の形状でヘッドライトの模様をデザインしなければならない。
•『ローリング・シャーシ』
2012年のセカンドマシンの交換が導入されたが、今年は構成パーツ一式を含む車台(ローリング・シャーシ)の交換が許可される予定で、更に、フォークの軸位置の変更が(+/-)5mmで変更可能になるだろう。
•グリッドは1列3台
スーパーバイクのスタートグリッドは1列3台が並び、以下選手は3、3、3、3と続く。なお、スーパースポーツ、スーパーストック1000、600も同様。
•ピットストップ
悪天候となった場合、レースはレッドフラッグにより中断される。セカンドマシンの使用ができないため(『フラッグ・トゥ・フラッグ』ルールも廃止)、『ピットストップ』として選手は随時ピットレーンに戻りタイヤ交換が可能。ただし、その際にアシストするメカニックは3名を超えてならない。作業中はエンジンを停止し、選手はマシンから降りるものとする。
(日本語翻訳:moku / 伊語記事:2013年02月20日 Bikeracing記事より抜粋)
それでは、レースをお楽しみ下さい。
J sports ライブ放送してくれ〜