MotoGP

ダニ・ペドロサ『かつてないほどの強さを覚える』

え〜と、2回目のセパンテスト後のダニ・ペドロサ選手のインタビューなんですが…
オースティン・テスト後なら…また、ちょっと違う発言もあったんでしょうかねぇ…
特に、今年のタイトル争いのくだりなんか………

モトGP『ペドロサ:かつてないほどの強さを覚える』

motoit-pedrosa-2013.jpg


★第2回セパンテスト後、新生ダニ・ペドロサにインタビュー。
「【現段階では追われる立場の選手ですね。】2013年は、2012年を終えた時のような感じで始めました…昨シーズンの好作業を継続しつつね。マシンの乗り心地も良いし、お陰で良い操縦ができてます。

【ライダー稼業がまだ楽しい?】ええ、いつも通り…いや、以前よりもっとかな。気分が良いんですよ。あらゆる事に対してのフィーリングが良い。チームともしっくり来るし。ポジティブな時期であることは確かですね。このマシンもことも、以前よりもっと気に入ってるし。いつもより自分自身に強さを感じますね。

【そう感じるようになったのはいつから?】去年には、もう感じてました。シーズン中盤以降、強くなっていったんですよ。勝つと自信が沸いてきて、士気が上がってくる…選手だけじゃなくチーム全体も、周囲の人達もそうなるんです。成功への期待感のお陰で、また全力が出せるようになる…特殊な感じの後押しになるんですよ。

【テニス選手のアンドレア・アガシは“勝利の味も特別だが、敗北の怒りは次に向け特別なエネルギーを与えてくれる”と言ってるが…】いや、僕の場合は真逆ですね。確かに負ければむかつくけど、僕は敗北感は忘れるようにしてるんで。過去を振り返る時は、勝ったことをすぐに思い出しますね。もちろん負けた時は、その理由を考え研究するけれど、強くなって行くのに必要なのはフィーリングですから…勝利の手応えとかね。そのためだけに毎日努力するわけでしょ。

【日夜、勝利のことばかり考えていると…】いや、そう言うわけじゃなくって。家に居ればリラックスして、レースやライバルの事は考えないですよ。でもね、どんな対戦でも…友達同士でカートで遊ぶとかね…そんなんでも勝とうとするでしょ。誰よりも抜きん出ようとね…何をやっていてもね。意識的にやってるわけじゃないでしょ。多分、内側から沸いて来る物なのかなぁ。

【2輪レースはスピードだけ?駆け引きも重要?】駆け引きも必要ですね…ただ、かなり個人的なものだけど。F1みたいに前もって計画したり、前日から決められるようなことじゃない。2輪の場合は、たまにね…土曜日に考えたことを日曜日に検討してみたりとかね。だいたいは状況が変わってしまって、それに合わせるしかなくなるんだけどね。

【ストーナー選手はコースに出た途端に最速タイムを出したり、レースでは終始プッシュし続けたり…同選手の引退でレースは変わる?】いいえ、やはり最初から最後までプッシュし続けていくでしょうね。また、そうしないといけないタイヤなもんですから。

【つまりブリヂストン・ストラテジーと言うわけ?】
ここ何年間かでレースは変わりました…10周回もすればタイヤがたれてきた頃とは違うんです。それに現在のようにレベルが高く、選手の実力差が少ない時は、差を付けるには周回が必要になってくる。何年か前はらすと10周を飛ばして差を付けたけど、それが12周になり、14周になり…今やスタートからチェッカーフラッグまでずっと全力を出さなければならない。

【軽量級は125/250ccクラスは有利だけど、モトGPクラスは不利と言うことになる?】125ccクラスの時は有利な面は皆無でした…マシン+選手で最低重量制限がありましたから。250ccクラスは…時と場合によっては多少有利なこともあったかな。モトGPクラスは本当にね…僕はいつもかなり厳しかったですね…このマシンは手足が長くないと駄目なんですよ…力が最大限が出せるようなね。身長が高かったら、どう言う点で有利なのかは分かりませんが…多分、そんな感じなんじゃないのかなぁ…。

【タイトル争いはペドロサ/ロレンソ/ロッシ/マルケスの4人?】今のところは(編集部注:同インタビューはセパンテスト終了後、オースティンテスト前のもの)、僕とロレンソ選手の2人の戦いになるんじゃないかなぁ…。ロッシ/マルケス選手のことは分からないですね。タイトル争いのレベルによるでしょうし。

【なぜペドロサ選手はモトGPタイトルを取ったことがない?】(かなり長く考えて)ちょっと長い話になりますね。ただ、過去は過去だから…考えたくないです。

【ホンダ以外のメーカーに興味は?】マシンに問題がある時や、他のメーカーのマシンに乗ってるライバルの真価が良く分からない時なんかは、(他のメーカーのことを)考えてしまうもんでしょ。例えば、2008〜2010年はそうでした。ヤマハがホンダより戦闘力が高かった時は、他のマシンに興味がありましたね。

【他のマシンに乗るのは新たなチャレンジ?】正直言って、夢見るようなチャレンジではないですね。

【ストーナー選手は27才で引退、ロレンソ選手も長くやる気はないと…】僕はもう予定は立てませんよ。一日一日を生きて行きます。そう言う意味では、最近、変わったんです。前はこんなんじゃなかった。

【日常生活も?】そうですね。以前は、レース以外のことも色々と計画を立ててました。でも今は、その瞬間瞬間のフィーリングが大切なんだって分かったんです。良い感じにしてくれる何かを求めるべきで…それで満足しなければ、別を探しに行けば良いんであって。簡単ではないですよ…人生って言うのはコロコロ良く変わるものだし、ずっと同じってわけではないし。良い感じでいるためには、自分を合わせていかなければね。

【最近のモトGPレースは退屈?】レースを外側から観た事がないんで…。

【内側はどんな感じ?】内側では、スポンサーやTV向けに面白くなるようにって、もの凄いたくさんの規則で縛られているスポーツって感じですよ。やり過ぎの危険もありますね。そうさせないようになるでしょうけど…例えば、右コーナーでのオーバーテイクとかね…。

【今年から導入されるポイント制度については?】どう言う影響を及ぼすのか正確にはまだ分かりませんが、100%賛成と言うわけじゃないです。レース・ディレクションの人間がレッドカードなんかを出すべきではないでしょう。例えば、イエローカードを5回出されたってだけでレッドカードだなんて…それじゃ、責任がないでしょ。レース・ディレクションの人間はその場で即決する責任を負うのを恐れるべきじゃない…たとえ難しい決断であってもね。ただ、とやかく言う前に、僕ももっと詳しい内容を把握しておかなければ。

【良く聞かれるけれど答えられない質問は?】(かなり考えた後、笑って)まったく思いつきません。今度、そう言うのを聞かれたら、教えますよ。」


(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年03月18日 Moto.it記事より抜粋)



上のインタビューでペドロサ選手の身長について話題にされてましたが…
管理人は、下の『Motociclismo.es』編集部での集合写真を見るたびに…
遠近感が良く分からなくなってくるんですが………

motociclismo-pedrosa.jpg

強く大きくなってね♡クリックPrego

人気ブログランキングへ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP