『モトGPムジェッロ、ブリヂストンは非対称タイヤを用意』
山田宏(ブリヂストン・モータースポーツ責任者)コメント
「パドックでは皆、ムジェッロ行きを楽しみにしています。世界選手権の中でも最も素晴らしいサーキットの1つですでからね。美しい田園風景の中にあり、速くて、技術的にも難しいコースです。タイヤに関しては、かなりの要求がされるサーキットで、我々の戦いは十分なグリップと安定したタイヤの供給を保証する事です。
コーナーの多さや強力な加速による温度上昇に耐えうるタイヤになりますね。
また、ホームサーキットとなるドゥカティにとっては特別なイベントであり、ル・マンで好レースを終えた後ですから、チーム全体が大いに自信を抱いてと今週末を迎える事でしょう。今シーズンは熱狂的な序盤でもって、沢山のファンを集めました。今週末もムジェッロに沢山のファンが集い、地元のヒーローを応援してくれる事と願っています。」
青木信治(ブリヂストン・モータースポーツタイヤ開発部門責任者)コメント
「ムジェッロはレース開催予定地の中でも最も高速なサーキットの1つで、タイヤにとっては厳しいコースですね。高速コーナーが多いテクニカルなコースである事や、路面温度が頻繁に摂氏50度を超える事等に起因するからです。
今年は去年よりも早い開催日程となりましたが、とにかく路面温度は上がって来るでしょう。気温の高さを別にしても、非常にグリップのある路面で、アスファルトも非常に摩擦が高いです。
また、重要なアップダウンがあり、タイヤへ重大な加重が加わわります。多数のブレーキングポイント…特に下りの幾つかは、強いフロントタイヤが要求されます。一方、多数の高速コーナーはリアに良好な安定感とタイヤ側面のグリップが求められます。ムジェッロの最高速度はシーズンで最も高速に達する事から、リアタイヤの中央部の強化が重要になります。」
【ドライコンパウンド】
フロント:ソフト、ミディアム
リア:ソフト、ミディアム・ハード(非対称)
【レインコンパウンド】
ハード(プリンシパル)、ソフト(予備の選択)
[Source:2013年05月29日 Motogradprix記事より抜粋]