では、ムジェッロ戦の1〜3位選手のコメント、サクッと行ってみますか。
★1位ホルヘ・ロレンソのコメント。
「今朝のウォームアップで、少し違ったセットアップをテストしてみたんですよ…そんなにラジカルに違うわけじゃないんですが、お陰で好リズムが取れました。ただ、午前中はいつもそんな風でね…午後2時にはコースもかなり暑くなって、ヤマハ機は同じペースを保つのに苦心するんですよ。コーナー進入口と旋回スピードのロスが大きくってね。
今日はかなりキツかったですね。ダニ（ペドロサ）がレース前半はかなり近い所に居たし、直線コースでけっこう接近して来てたんですよ。第13ラップ以降、ラップ0.2秒削る事ができて、リズムを上げて行けました。わずかな周回で1秒も稼げましたよ。ガソリンが僅かになったらハードブレーキングでも無理できるようになって、もっと良くなりましたね。その段階ではダニも諦めたようで、色々と簡単になりました。
バルセロナは確実にもっと暑いでしょう。そうなると、うちには不利でね。とにかく今回はうちにとって、非常に重要なレースでした。前の2戦が変な事になってたから、今回はお祝いしないとね。ただ、ここはうちが得意のコースだって事も肝に銘じておかなければ。これからもマシン改善に向けての作業は続きますよ。」
（Source：2013年06月02日 Omnicorse.it記事より抜粋）
伊TV中継で、スタート前にピットレポーターがロレンソ選手に、
「ウォームアップでセットアップを変えたそうですね。」って聞いたんですよ。
そしたら、ロレンソ選手がけっこうマジな顔で、
「なに言ってるんですか？誰に聞いたんですか？」って問いつめて、ピットレポーターさんが、
「ピットボックスの人です。」って弱々しげに答えてましたが…
まぁ、別にスゴい秘密ってわけでもなかったんでしょうかね。
★2位ダニ・ペドロサのコメント。
「今日は操縦するのが大変でした。こう言う高速コーナーの多いコースは、ホルヘ（ロレンソ）の戦闘力が非常に増すんですよ。こっちは若干グリップ不足で苦戦しました。それで、離れないようにと、遅めのブレーキングを心がけてたんです。それに此処のコースは…実は、僕は肉体的に少しキツいんですよ。操縦するにはマシンが大き過ぎるような感じがするんです。
タイヤがたれてきた時、マシンがけっこう動き始めて、ラインを保つのに苦労しました。それで徐々に引き離されてしまって…マルク（マルケス）にも抜かれてしまいました。リスクを負いすぎないよう、僕が減速したんです。最終的には2位でゴールできて…マルクはフロントをプッシュし過ぎて転倒してしまったんでしょうね。僕はラッキーだったと思います。ただ、頭を使った操縦だったとも思います。
ホルヘもマルクも手強い相手です。マルクは金曜日に酷い転倒をしたのに、昨日は速かったし、今日だって絶対に諦めなかった。目を光らせておかなければね。ホルヘについては言わずもがなでしょ。常に最強ライダーな事は周知の事実ですから。」
（Source：2013年06月02日 Mediaset.it記事より抜粋）
★フィレンツェのヴィンチ市に家を購入しようとしているカル・クラッチロー（3位）のコメント。
《僕の表彰台はイタリアン・ブリティッシュだから（冗）。
スペイン人達のお祝いを台無しにできて、とても嬉しいっす。それに、ここは居心地良いんだよね。イタリア人って素晴らしいファンだし、友人と一緒にこの辺の丘を自転車で走り回ってるんですよ。
僕のヤマハ機は最高だって認めなくっちゃなりませんね。2012年版で…ホルヘ（ロレンソ）が去年、此処のコースで優勝したヤツっすよ。今日も彼が乗ってたら、優勝したんじゃないのかなぁ。僕らのM1機の違いは些細なもんで、ホルヘがそれを本物にしてるんすよ…あのライディングでもってね。
今日はレース序盤でタイムロスしてしまってね。スタートも良くなかったし、ドヴィツィオーゾの後ろでロスしてしまったし。それに2つミスもしてしまった。でもレース後半は強い走りができたし、ホンダ組より強かったしね。一番はワークス機と勝負できるって分かった事っすかね。ダニ（ペドロサ）の事も狙ってたんすけど、マルク（マルケス）の転倒を見たんで、2位で良しとしたんすよ。
【そのパフォーマンスならばヤマハが2014年の計画を変更するかも…】2014年の話は、まだ時期尚早って言う人もいますよね？もしかしたら、ただの噂じゃないのかもしれないし…多分、具体駅な話は何かあるんじゃないっすかね。》
（Source：2013年06月02日 Gpone記事より抜粋）
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