『レース1リザルト』
★天候不順により開始が遅れたレースだが、まずはユージーン・ラバティ(アプリリア)が、カワサキのロリス・バズ/トム・サイクスを先行。
★7ラップ目に雨足が強くなり、ジョナサン・レイ(ホンダ)がリズムを掴み、その後はレースを支配し独走状態を保った。
★後続は余裕でロリス・バズが付いて行きそうだったが、天候と路面が刻々と変化し、後続選手らがバズ選手のポジションを狙う。表彰台争いは最後まで緊張が続いた。
★中盤には非常に厳しい状況だったラバティ選手が、終盤ではレオン・キャミア(スズキ)を抑え2番手に出る。
★総合首位のシルバン・ギュントーリ(アプリリア)は順位の上り下がりが激しかったが、4位でゴール。
★トム・サイクス苦戦。昨日、激怒した彼は、ウオームアップでも問題を抱え、なんとか11位。
★ジュール・クルーゼル(スズキ)、レオン・ハスラム(ホンダ)、アイルトン・バドビーニ(ドゥカティ)が最良のレース。素晴らしいオーバーテイクとバトルを見せた。
★BMWのマルコメ・ランドリ、チャズ・デービス両選手は9〜10位。
★カルロス・チェカ(ドゥカティ)はグリット2番手でスタートしたが、雨により危険を冒す気にはなれなかった模様。
(Source:2013年08月04日 Motograndprix 記事より抜粋)
『レース2リザルト』
★1位ロリス・バズ(カワサキ)が、故アンドレア・アントネッリに勝利を捧げた。
★ユージーン・ラバティ(アプリリア)、ジョナサン・レイ(ホンダ)、トム・サイクス(カワサキ)らのライバル陣も粘り、バズ選手にとっては容易い優勝ではなかった。チャズ・デービス(BMW)は最後にエンジントラブルでリタイア。ジュール・クルーゼル(スズキ)は転倒したものの表彰台を獲得(雨が強くなり、ゴール残り1ラップを残しレッドフラッグとなる。その前のラップのゴール通過順位が最終リザルトとなった)。ユージーン・ラバティが再度表彰台に上がった。
★ラバティ選手はキャリア初のポールポジションを獲得したものの、期待していた程の競争力を発揮できず。しかし、2度の表彰台はチャンピオンシップにとって重要である。
★ジョナサン・レイはレース1より苦戦。スタート後は素晴らしかったが、グループの真ん中あたりまで後退。その後は雨に救われた。
★シルバン・ギュントーリ(アプリリア)、トム・サイクスは総合順位では1〜2位だが、同レースでは6〜7位に甘んじた。
★今回、BMWのマルコ・メランドリは3度のエンジントラブルで、レース1、2共に9位。
★ドゥカティ勢も未だ問題解決に至らず、アイルトンバドビーニ、カルロスチェカは8位と10位でゴール。
★レオン・ハスラム(ホンダ)が最終ラップで激しい転倒(ケガはない模様。来週には第2子が生まれる予定。)。
Source:2013年08月04日 Motograndprix 記事より抜粋)