今回のレース終盤、チームメイト同士で熾烈な8位争いをしていたヘイデン&ドヴィツィオーゾ選手。
抜いたり抜かれたりしながら、本当に最後の最後でヘイデン選手がオーバーテイクをかけたら…接触…2人ともコースアウト。しかも、後ろからやって来たスミス選手に2人とも抜かれてしまい…
いや〜『漁父の利』って、生で初めて見ました。
まだ見てない方は、こちらをどうぞ。
Epic finish Hayden-Dovizioso Indianapolis 2013… 投稿者 oljojool
え〜まずは、結局9位でゴールしたヘイデン選手のコメントから。
★ニッキー・へイデンのコメント
「期待していたようなリザルトにはなりませんでした。昨日の予選後、適切な方向が見つかったと思ったんですが、今日のレースでは何周か走ったらリアのグリップが顕著に落ちてしまって…ロッシに抜かれた後も、すぐに引き離されてしまいました。その辺りからドヴィとの競合いになったんです。(ドヴィは)実に強いプッシュで、ほとんどミスしないで走るんですよね。抜きつ抜かれつの状態が何回かあり、最終ラップの最終コーナーで接触してしまった…完全に僕のミスです。2人とも縁石の外に飛び出して…スミスに抜かれてしまいました。残念ですが…レース距離でまだ改善しなければならないのも確かです。もちろん、僕としては去年よりは良かった…ここのファンの皆さんの応援は素晴らしかったです。でも、もっと良いリザルトを出したかったですね。」
(Source:2013年08月19日 Motoblog.it記事より抜粋)
思いの外、すっきりさっぱりしているヘイデン選手…
なにか、こう…ドゥカティ辞任が決まって吹っ切れたんでしょうかねぇ。
そう言えば、辞任発表の時も周囲が悲しむのを「別に死んだ訳じゃないんだから!」と明るく慰めていたヘイデン選手なんですが…
今回も、もしやドヴィ選手との間で大問題になるのでは?と心配する周囲に向って、こんな風に言っとります。
★ニッキー・へイデンのコメント。
「レース・ディレクションに呼ばれるのは特別な事じゃない…接触があった時は常に呼ばれますから。レース上の事故です。僕のミスですね。当然、チームメイトにあんな激しいぶつかり方をしたくなかったですよ。今週末はずっと僕の方が速かったし、どちらもドゥカティ首位になりたいのは当然の事ですから。毎週、毎レースで起きる事じゃない。問題ありません。今回の事で第3次世界大戦になんてなりませんよ。」
(Source:2013年08月18日 Gpone記事より抜粋)
なんかね…ツイッターでも明るいんですよ。
《踏んばった方がいいぞ ヒドい着地になるはずだ!》
Better hold on its gonna be a bumpy landing! #motoGp pic.twitter.com/pQOamYGw7c
— Nicky Hayden (@NickyHayden) August 19, 2013
一方…てっきり8位だと思ってたら、10位ゴールになってしまったドヴィツィオーゾ選手の方は…
★アンドレア・ドヴィツィオーゾのコメント
「思ってもいませんでした。ただ生憎、ラスト10周はリアタイヤの消耗が両側ともに激しくて…それで僕とニッキーとの間でレースが戦略戦になってしまった。自分のレース運びには満足してます…最終ラップでオーバーテイクが出来たんですから。ただ、最終コーナーでは(ニッキーが)何が何でもくぐり抜けようとして来て…本当にアグレッシブな操縦でした。僕としては予期せぬ出来事でね…スペースは空けてなかったんだから。でも、ニッキーが横に並んで来て…接触してしまった。あれは全く、安全な操縦とは言えませんよね。まぁ、『レースならではのくぐり抜け』ってとこですね。
レース・ディレクションに2人とも呼ばれて…こう言うことはすぐに話し合って、はっきりさせなければなりませんからね。正直なところ、2つも順位を落としてしまったのはかなりムカつきますね。スミスに抜かれないと言うのも目標の1つだったんですから。ただ、こう言う状況で言い合いするのは意味ないですから。だから僕としては、今回の事はこれでお終い。」
(Source:2013年08月19日 Omnicorse.it記事より抜粋)
まぁ…ラグーナセカ戦ではドヴィツィオーゾ選手がヘイデン選手に寄りかかってしまうと言うアクシデントもあった事だし…大人の対応ですな。
もしかしたら…一番辛そうなのは、この人のコメントかも。
★パオロ・チャバッティ(ドゥカティ、モトGPプロジェクト・ディレクター)のコメント
「うちにとっては、また厳しいレースになってしまった。今日のようなリザルトは満足出来るようなものではないんで、歯を食いしばって更なる努力を続け、うちのマシンのパフォーマンスを改善しなければ。」
(Source:2013年08月19日 Motoblog.it記事より抜粋)
剃髪スミスの開運クリックPrego
うーむ。30過ぎなのに、ニッキーって。
監督、頭痛いけど、やる事無いよね。
マシンが走らないのは元からだし、セッティングレベルじゃ如何しようも無い。
他のファクトリーはおろか、サテライトとも勝負できない。せいぜい、チームメイトに勝つぐらいしか、ライダーとしてはモチベーションが無いのでは。
ゼブラゾーンの丘を越えてどこへ行く! チョッと寄り道、まわり道。
スミス、ラッキー2点UP。