今回のセパンテストも、イタリア人気ブログ『Gpone』が良い仕事をしてくれてましてね!
もちろん、担当記者さんらが現地に入ってるんでしょうが、痒い所に手が届くようにポンポンと記事を出してくれております。
今回の話題の1つ…ヤマハvsホンダのOpen機対決なんですが…
まずはテスト初日、ホンダOpen機が苦戦してる中、ヤマハOpen機の兄エスパルガロ選手が7位タイムをひょいっと記録したところで…
ホンダのスッポマネージャーが、次のようにコメントしとりました。
『スッポ:ホンダOpen機は打倒ART機』
★リヴィオ・スッポ(HRCチームマネージャー)がセパンテスト初日を終え、苦戦しているホンダOpen機(RCV 1000 R)についてコメント。
「(ヤマハOpen機が2013年M1機の型落ちを100万ユーロでリースしているのに対し)ホンダは傑作を生み出しましたよ。モトGP市販機なんですからね。
ヤマハOpen機は強い走りをしているが、まさしく生粋のモトGP機なわけで…マレッリ電制システムに変えただけでしょ。もちろん、規則に反してはいませんよ。規則には何も書かれてないんでね…そう言う点に関しては。しかしまた、アレイシ・エスパルガロがなぜあんなに速いのか。もちろん、今や彼のモチベーションは最高潮だろうが…ただ、コーリン・エドワーズの方はどうかを見てみなければね。もしかしたらアレイシが本当に最強なのかもしれないし。
現段階での目標はART機より強くなる事。2013年にアレイシは予選で2分02秒151を記録し、9位になってますからね。
【2013年ホンダRC213V機の型落ちをリースする可能性は?】うちでは規則と言うもののスピリットを追求したんですから。」
(Source:2014年02月04日 Gpone記事より抜粋)
そして『Gpone』記者さんは、すぐにヤマハOpen機に乗ってる兄エスパルガロ選手のチームのオーナーさんの元へと走り…
「ホンダのマネージャーが、“ヤマハOpen機は生粋のモトGP機であって、マレッリ製の電制システムに変えただけでしょ。うちのRCV1000R機の方が、規則のスピリットに沿ってますよ”って言ってましたが…」とインタビューをするわけでして…
いや〜速い!仕事が速いぞ、イタリア人!!
『クーツァリ:うちのOpen機は仮装M1機じゃない』
★ジョヴァンニ・クーツァリ(チーム・フォワード代表)が、ヤマハOpen機について次のようにコメント。
「うちのが仮装M1機だったとはねぇ(冗)!実際のところは、ヤマハからはエンジンやシャーシ、スイングアームを提供してもらっていて、それ以外は全て丸々、FTRとのコラボで作られたものなんですよ。
Open機のレギュレーションは明白で、うちでは一字一句それに従ってます…実に簡単な事で、マレッリ製の電制システムを搭載して燃料24リットルにするだけ。ホンダもやりたいんだったなら、マルケス選手のワークス機でできるでしょ。おそらく、うちの事を少し見くびってたんじゃないですかね。
エンジンとシャーシの競争力が高ければ、作業は大方出来上がったようなもので…ヤマハは驚異的なサポートをしてくれてますね。ただ、だからと言って、お茶の子さいさいと言う訳じゃない。うちの仕事振りを疑われるなんて残念です。実に努力してますよ。本当にかなりのパーツを自分らで作り上げて…エアーボックスから始まって、フェアリングやらペダルにその他諸々までね。電制システムだけでも6名が担当してます。うちのマシンはホンダのみたいに仕上がってる訳じゃない…進行中のプロジェクトなんですよ。
(イギリスで)新シャーシを制作してる最中でね…だから今回、4台マシンを使えないんですよ。予定ではカタールテストの際、コーリン・エドワーズでデビューさせる事になってます。今後のために作業を進めてるんですよ…来シーズン、ヤマハが車台を提供してくれなくなる場合に備えてね。これは3年計画のプロジェクトだから。
F1だってレッドブルはルノーからエンジンを買って、その他の部分を作り上げてますよね。リソースは異なるが、それと同じスピリットなんですよ。むしろ、生粋のOpen機はうちの方だって言えるんじゃないですか…より手作りでね…ホンダみたいにキーを手渡して、“はい、どうぞ”ってんじゃない。それぞれ異なる哲学なんでしょ。」
(Source:2014年02月05日 Gpone記事より抜粋)
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