MotoGP

ジジ・ダッリーニャ『2015年、ドゥカティは100%新マシンとなる』


『ダッリーニャWDW:新マシンは2015年マレーシア』

motoblog-gigi.jpg


★『WDW(ワールド・ドゥカティ・ウィーク)2014』イベントで、ジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)が次のようにコメントした。
「当チームの1年はかなり良いスタートを切ったと言えるのではないでしょうか。表彰台に2回上がり、常に成長を続けていますから。シーズン後半の目標は、もちろん、このまま上位陣へ接近し続けて行く事です。可能ならば、終盤レースでは10秒差ぐらいまで接近したいですね。大きな目標だし困難である事は承知しているが、当メーカーの…そして、スポンサーや選手の尽力を思えば、手の届く目標であると思っています。」

【来年には新マシンが披露される予定だが…】
「来年、うちは完全に新マシンとなります。今、言える事は…V型90エンジンとデスモドロミック機構を搭載する予定です。私としては、これらはドゥカティが使える大きな利点であると思ってますので、除外する気はないですね。
来年のマシンは100%新プロジェクトとなり、現在、作業を進めております。各サプライヤーとのコンタクトも既に取り、現時点では予定通りのプロセスにいます。マレーシア(2015年セパンテスト)に間に合うよう願っているし、信じてもいます。」

【2016年からタイヤがミシュランに変るが…】
「タイヤの変更により、シャーシも変更となるだろうが、ドゥカティでは車台と言う意味においてはより自由な道を進もうと思っています。タイヤ変更は、挽回を狙う人間にとっては利点になるだろうし、現在、戦闘力の高いマシンを有する者にとっては不利な状況となり得るでしょう。とにかく、そのスタートラインは既に重要なものと見ています。」
2014年07月19日Motoblog.it記事参照)


あっ、イタリア『Moto.it』サイトの記事で、もうちょっと詳しい事を言ってますね。

★『WDW(ワールド・ドゥカティ・ウィーク)2014』イベントで、ジジ・ダッリーニャがコメント。
「(今シーズン後半の)ブルノ戦からは別のフェアリングを用意します…いくらか有利になるはずなんですが。それからアラゴン戦までには車台の改良版が間に合うでしょう。この2点の改良で、今シーズンのマシンは決定稿となる予定です。」
2014年07月19日Moto.it記事参照)



[amazonjs asin=”4062190273″ locale=”JP” title=”マレーシア航空機はなぜ消えた”]

鬼も笑っちゃいますが、セパンが楽しみですね!クリックPrego > 人気ブログランキングへ

POSTED COMMENT

  1. YP より:

    >デスモドロミック機構を搭載する予定です
    大きな利点?w
    さすがドカww
    でも、こだわる所が違うような?

  2. りょうじ より:

    デスモドローミックはどうしても機構が複雑になってしまうのが難点でしょうね。
    バルブを強制開閉するメカメカしい感じは好きですがw
    どのようにまとめ上げてくれるのか、興味深いです。

  3. bb より:

    いやいや、デスモドローミックは充分に他メーカーに対するアドバンテージ足りうるでしょ?

    パワーはモトGPクラス最強だし、何より一般公道を走る市販車にも搭載できるんだから
    市販車へのフィードバックができる点で開発に投資する意味がある。

    ホンダ、ヤマハのようなニューマチックバルブなんて一般市販バイクに搭載できない技術に膨大なコスト掛けて飛びぬけて速いバイクを作っても、何の役にも立たない。

    • とあるリッターのSS乗り より:

      市販車開発へのフィードバックを考えたらアドバンテージですが、MotoGPの舞台での戦闘力を考えたらニューマチックバルブに対して何のアドバンテージもないのでは?

      • bb より:

        ニューマチックが金属スプリングに対し優れている部分は超高回転域でのバルブタイミングの正確性とスプリングコンプレッションのエネルギーロスが少ない事。

        デスモドローミックはニューマチックバルブと同等レベルの利点を既に確保している。

        現に最高速ではホンダに勝るとも劣らない数字が出てるでしょう?
        むしろエンジンパワーのみを純粋に比べればデスモの方が上回っていると思われます。

        デメリットはシリンダーヘッドが大きくなってしまう事、そのためエンジン搭載位置の自由度が下がってしまう事。

        ここをカバーできればモトGPクラスのエンジンとして、充分以上の可能性を持ったシステムだと思うんですよ。

        • テック21 より:

          同感です。ドカティの問題はヤマハと相反する所にあり、パワーは充分です。 エンジン一体型のフレームは、うまく行けばユニークで評価されすが、うまく行かないと修正が難しい。エンジンの基本は維持し、シャーシの部分を、一新すれば早くなる可能性は十分にあると思います。 ニューマチックは800cc時代にドカの最高速に対抗するために出てきましたが、今でも市販化の目処は立っていないし、そして今でも最高速ではトップです。日本車が強いのは嬉しいですが、全く違うアプローチでマシンを作り上げるドカには頑張って欲しいです。ヤマハが並列四気筒にこだわるのとは相反していてますよね。

        • とあるリッターのSS乗り より:

          確かにホンダと同等の最高速ですが、エンジン基数および開発可能なインチキレギュレーションでやっとこさ同等って事でしょ。
          SBKの1200ccもそうだけど、ハンデもらってやっと同等に戦える技術はアドバンテージとは言えないのではないでしょうか?

          • テック21 より:

            再び納得。おなじ条件でレースをしていた去年は確かに今年程の差はなかったですね。

  4. デカ黒 より:

    デスモが使えるかどうか、新型のエンジンに期待ですね。
    全てのメーカーが同じ事をしても面白くない。ドカにはそんな意気込みで戦って欲しいわけです。

  5. より:

    いやー、アドバンテージにはなって無いでしょう。
    個性に敬意を表し、頑張れと書いてきましたが、燃料多くてもこれですから。

    ドカ=トップスピードのイメージが有りますが、実際、今年レース中に記録したのは、第7戦カタルニアのドヴィのみです。 つまり役立たず。(ヤマハのように足りない訳ではないから十分だが)

    カタール マルケス
    オースチン ポル
    アルゼンチン ブラドル
    ヘレス ペドロサ
    ルマン ペドロサ
    ムジェロ バウチスタ
    カタルニア ドヴィ
    アッセン バウチスタ
    ザクセンリンク ペドロサ

    個性に敬意を表しますが、レーサーとして、ドカの個性は、残念ながら、曲がらないの一言。

    エンジンが重く大きい原因が、デスモにあるのか、冷却や強度、ダウンサイジングに関する技術力に有るのか、その両方なのか分りませんが、今まで散々、フレームだのスイグアームだの いじったって駄目なのは、エンジンが問題だからでしょう。

    結局は、ケーシーと、ブリジストンの、特にフロントが凄かった訳でしょう。ワンメイクになり、そのアドバンテージが無ければ、どうしようもない。

    市販車なら味になる場合でも、極限の世界では、邪魔以外の何者でも無い場合があるわけで。 ドカの個性は、デスモなのか、何なのか、よく考える必要があるのでは。 昔、ドカに憧れましたが、自分の場合、デスモは関係なかったな。

    ドカファンは、デスモに こだわり が有るんだろうか。
    自分は知らないが、それはドカのアイデンティティなのだろうか。それを無くしたら、ドカで無くなってしまうのだろうか。

    今度のエンジンは、小さくなるそうだから、そこに期待だけれど、Vで頭が重いという事は、どうしても、マスと重心の問題が残る訳だし。 (本当に、デスモの頭が重いのかは知らないけれど。)それとも、克服できるのか。完全な新マシン、と言う事は、あらゆる部分を見直しているんだろうから、パッケージとしては、見通しがついたと言う事なのか?

    とにかく、オープンの下駄を、脱げるマシンであって欲しい。活躍しても、ソフト使えるからな、では、ライダーがかわいそう。

    来年はやばいよ、ホンダが1000のエンジンをテコ入れするそうだから。

  6. bb より:

    ま、ここで何を言っても結果は変わらない。

    来年、出てくる新マシンがどれだけ走るのか見ましょう。
    今年のレースは、もはや終わってしまったようなものですから。

    • りょうじ より:

      ま…まだ僕らのヴァレンティーノが奇跡の後半戦全戦優勝を決めてくれる……という白昼夢を見ました。
      最近暑いですからね。
      でも後半戦も楽しみです。
      悪魔を追い詰める怪物の資質を持った選手とマシンが少しは存在するはずだと信じてます。
      そのマシンは残念ながら赤くはないのかも知れませんが (ー ー;

  7. motobeatle より:

    俺のドカ、オイル下がり起こしてる 泣

  8. takzo より:

    ホンダ・ヤマハに比べて、1シーズンに使えるエンジン基数が4倍、使える燃料が1レース当たり4ℓ多い。これなら何の不安もなくエンジンぶん回せると思いますが?
    ホンダ・ヤマハと同一レギュレーションで勝ってこそ意味があるのでは。

  9. SS1000 より:

    今のルールが、そうなっているのだからその範囲で結果をだせば十分なだけ。日本のメーカーはルール作れなかった?反対できなかった?のは政治力の問題で、それも含めてモータースポーツ。

    それなりに規模が大きく自動車などの色々な開発で得た内容をバイクに反映させているホンダがどれだけお金と人をつぎ込めているかは、表には出てこないし、ドゥカティとは比べられないでしょう。
    もちろん、新型GP15がどのくらいアウディからお金と技術を引き出せて開発できているかは楽しみです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP