ロレンソ：ロッシはマルケスに1勝する事を目標にしてるが…2014インディアナポリスGP

『ロレンソ：マシンがあと0.2〜0.3秒稼いでくれたら』

★インディアナポリス決勝戦を2位で終えたホルヘ・ロレンソのコメント。

【今回のリザルトの後味は？】
「マルク（マルケス）が素晴らしいシーズンを送っている事は明らかで…ほとんど全てのPPを獲得し、レースでも全勝しているし。安定した走りでミスなし…これは簡単な事じゃないですよ。そのうえ、ホンダ機があらゆるサーキットで強い走りをしている…お陰で、僕ら他の選手らが抱けないような自信が得られますよね…今のところは。バルセロナテストから良くなっていた…僕の方はね、体力的に良いですね。マシンに乗っていても良い感じだし、お陰で安定したリズムが刻めます。おそらく、僕のスタイル向けのサーキットでなら…ブルノみたいなコースなら、勝利を賭けて戦えるコンディションになれるんじゃないかな…ムジェッロ戦みたいにね。ただ勝利を目指し、安定した状態で戦おうとするには、ヤマハにあとゼロコンマ何秒か削ってもらわないとね。電制システム改良に向け、懸命に作業を進めてくれている事は知ってます…その改良をね、待ってるところなんですよ。」

【夏期休暇中、ホンダがブルノテストをしていたが…】
「あそこはホンダのテストサーキットでしょ。あまり情報は入ってきてないが、コースの状態が良くなかったみたいですよね。ただ、あの今年のセッティングがあれば、もう大丈夫でしょ。うちは懸命に作業を進めていきますよ。」

【ロッシ選手が阻まれた瞬間、ロレンソ選手がマルケス選手を引き離そうとした時が鍵となった？】
「マルクは僕を前に出したがらないんですよ…前に誰もいない状態で集中したなら、僕は速いですからね。絶対に自分の前に行かせませんね。おそらく、スタートが良かったら、序盤ラップで（割り込んで行けそうな）スペースが出てきたんじゃないのかなぁ。どうしてか分からないんだが…最初、充分な速さがなかったんですよ。マルクはもの速攻でヴァレンティーノ（ロッシ）を抜いていたが、僕はけっこうかかってしまって…僕がマルクを抜こうとした時には、もう1秒差でね。僕らは似たようなペースで走っていたから、追いつけませんでした。」

【マシンへの信頼感は相変わらず足りない？】
「特にブレーキングですね。かなり強めのブレーキをかけた時は…おそらく2011年や去年よりはロスが少ないが、でも完璧じゃないですね。特定のコーナーでの旋回のように、以前からの優位点もあるんですけどね。ただ、特に特殊なコンディションの時はね、FPや予選ですぐに彼らの方が有利になって…予測可能なマシンなんですよね。うちがブレーキングと、ちょっと電制システムを改善できたなら、0.1〜0.2秒削れて、彼らに追いつけるか、後ろに付く事ができるようになるでしょうね。」

【ロッシ選手が少なくともマルケス選手に1勝する事を目標に据えてるそうだが、ロレンソ選手も？】
「頑張ってますよ…ただ、ひとたびライダーがああ言う絶好調になり、マシンが上手く走ってると、簡単には勝てないですね。」

【士気が下がってしまう？】
「学ぶべき事なんでしょ…ライアン・ビロポトみたいにね。スーパークロスで20勝した選手なんですが…色々と変る可能性はあるわけだから。ヴァレンティーノや僕が、あと0.3秒速いマシンに乗れていたなら、勝利に向けて戦えていたでしょう…でも、そうではなかったわけで。」
（2014年08月10日Diario AS記事参照）

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