モトGP『シルバーストーン決勝の経緯』
★マルク・マルケス(ホンダ)が昨年のシルヴァーストーン覇者ホルヘ・ロレンソを破り、みごと優勝を決めた。
マルケス選手のコメント。
「レースは面白かったが、ホルヘ(ロレンソ)があんなに速いとは思ってもいなかったです。ちょっと苦戦しましたが、僕の方が若干マージンがあるって分かったもんですから。ホルヘとの間に少し距離をおこうと、すぐにオーバーテイクをかけたかったんですが。これでOKですけどね…良いレースでした。」
★2位ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)のコメント。
「ブルノ戦よりも今日の方が勝利に遠かったか…ですか?まぁ…接触した時点でレースは終わってましたね…マルク(マルケス)の操縦は、ちょっとアグレシッブだった…他の選手よりアグレッシブなんですよね。ただ、それはレース・ディレクションが判断すべき事だし…僕は僕のレースをするから。ヤマハ機はあまり強いハードブレーキングができないし、寄る事ができないんですよ。このタイヤは問題だったけど、それを消化できるぐらい僕のマシンは良くなりました。もっと良くするには、まだまだかなりの時間がかかりますね。でも、一生懸命作業をしてくれたチームの事を思うと嬉しいです。」
★3位ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のコメント。
「正直なところ、これ以上のものを期待していたって事はないです…ホルヘ(ロレンソ)もマルク(マルケス)も実に速かったんでね。ちょっとは2人について行けたんですが…もっと接近したかったなぁ。序盤、ドィツィオーゾやエスパルガロと競り合うのに少し時間をロスしてしまって。その後は、ちょっとしてタイヤがかなり滑り出してしまってね。良かったですよ…シルヴァーストーンでの初表彰台ですから。でも作業を積んで、もっと良くして行かなければ。」
★サプライズはドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾがリアのソフトタイヤの助けなしに、コンスタントに表彰台争いに加わりながら、4位でゴールした事。
ジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)のコメント。
「今日、うちが成し遂げたパフォーマンスは嬉しかったですね。目標は首位とのタイム差を10秒以内にする事でしたから。それを達成できました…簡単な目標ではなかったですよ。楽観して先に目を向けますよ。」
(2014年08月31日Gpone記事参照)
モト2『シルバーストーン決勝の経緯』
★エステヴェ・ラバト(カレックス)がブルノ前戦に引き続き、2戦連続優勝。グリッド4位からスタートしながらも追い上げ、チームメイトのミカ・カリオを抜き去り、みごとシーズン6勝目を獲得した。
ラバト選手のコメント。
「良いレースが出来たんじゃないかと思ってます。もしかしたら僕のこれまでの最高レースだったんじゃないかなぁ。ラストが感動的でした…カリオも優勝しようと頑張ってましたから。でも最後は、一番でチェッカーフラッグを切るって事が重要ですから。」
★2位のミカ・カリオはブルノ戦に引き続き、連続2位。
★3位は昨年のモト3チャンピオンことマーヴェリック・ヴィニャーレス(カレックス)。
★PPスタートを切ったヨハン・ザルコ(スッター)は4位。
★イタリア勢トップはイタルトランス・チームのフランコ・モルビデッリで、6位(カレックス)。
モルビデッリ選手のコメント。
「10点満点で、7点もらえるんじゃないかなぁ。嬉しいです。良い順位ですね。最後が惜しかったなぁ…なんとか攻撃できないかと思ったんですが…まぁ、これで良しとしましょう。次回、頑張ります。」
★ラスト6周と言うところでシモーネ・コルシが、オーバーテイクを試みたジョナス・フォルガーに接触され転倒。腕に骨折を負ってしまった。ロレンツォ・バルダッサッリもラスト4周と言うところで転倒リタイヤ。
★ドミニク・エガーターがマーヴェリック・ヴィニャーレスのリアタイヤに接触し、転倒。ダコタ・マモラも同様。両選手ともレースに復帰している。
(2014年08月31日Gpone記事参照)
モト3『シルバーストーン決勝の経緯』
★エミリオ・アルサモーラが抱える両選手アレックス・マルケスとアレックス・リンスが、バスティアニーニ選手と三つ巴の死闘を繰り広げ、0.011秒の僅差でリンス選手が1位、マルケス選手が2位となった。
ブルノ戦での失敗を挽回したリンス選手のコメント。
「ゴールを越した後も何メートルかプッシュし続けました…念のために(笑)。本当に良いレースだったし、作戦レベルでかなり複雑でした。マルケスやエネアとのオーバーテイクは凄かったですね。ラッキーでした。」
★2位アレックス・マルケス選手のコメント。
「すごく良いレースでした。序盤はあまり良いフィーリングが抱けなくて…でも、終盤は良いフィーリングでした。最終ラップは本当にムチャクチャでしたね。最後にリンスを抜き返そうと頑張ったけど…まぁ、これでOKです。重要なのは(ランキング首位の)ミラーより10ポイント多く獲得したって事ですから。」
★イタリアのルーキー選手エネア・バスティアニーニ(KTM)が3位を獲得。今シーズンは3回目の表彰台(バルセロナ2位、ブルノ2位)。
バスティアニーニ選手のコメント。
「あとは本当に優勝したいですねぇ。最後は最終ラップで抜かれちゃいました。まぁ、こう言う風になってしまったわけで…とにかく、OKですけどね。
(ゴール後にカレル・ハニカに追突されたのは)アレックス・リンスにお祝いを言ってた時、後ろから追突されて…。大丈夫ですよ!」
★上記コメント通り、レース後のクールダウンラップで低速走行中、バスティアニーニ選手が後続していたハニカ選手に追突された。
★ランキング首位のジャック・ミラーは6位(KTM)。ランキング2位のアレックス・マルケスとは13ポイント差となった。
★エフレン・ヴァスケスが直線コースの真ん中で転倒リタイヤ。VR46アカデミー生徒のアンドレア・ミーニョは第2ラップでリタイヤ。
(2014年08月31日Gpone記事参照)
各レースとも見応え十分でした。
またマルケスの連勝の始まりかと思うと少しげんなりしますが