モトGP『ミザノ決勝の経緯』
★ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が昨年のアッセン戦以来、1年以上振りに優勝を決めた。ちなみに世界選手権での同選手の初優勝は17年と49日前。
ロッシ選手のコメント。
「最高に嬉しいね。もの凄いレースで…大満足ですよ。ここ最近はマルク・マルケス相手に、なかなかこう言うチャンスは巡って来なかったけど、今日こそイケるんじゃないかと思ってました。特に、ここミザノでだから特別ですよ。今日のヤマハ機はホンダ機の上を行っていた。実に楽しかった。良かった…最後の周回(クールダウンラップ)なんて最高でね。友達やらファンの皆やらがお祝いしてくれて…15分もかけて走ってきましたよ!」
★ロッシ選手のチームメイトのホルヘ・ロレンソが2位。
ロレンソ選手のコメント。
「最終的に2位になれるなんて嘘みたいですよ…もしマルク(マルケス)が転倒しなかったら、多分、僕は3位だっただろうから。レースは思っていたより悪い出来でした。フロントにハードタイヤを履いてスタートするって言うのが、僕的には唯一完走できそうな案だったんですが、序盤では最大バンク角でのグリップが出なくて。リズムは安定してたが、良くはなかったですね。ロッシの方が実に良い操縦をしてました。とにかく、ヤマハ2台が前にいるって言うのは良いもんですね。」
★3位は、レースの間終始、アンドレア・ドヴィツィオーゾと戦い続けたダニ・ペドロサ(ホンダ)が獲得。
★マルク・マルケス(ホンダ)は15位でゴール。今シーズン、ほぼ完璧なレースをこなしてきたが、今回は『Rio』コーナーで明らかにブレーキが遅れ、コーナーに差し込んでから縁石のせいもありフロントが流れてしまい、古典的なスリップ転倒で順位を大きく下げた。
★ドゥカティ勢ではドヴィツィオーゾ選手が首位と5.5秒差で4位ゴール。シルヴァーストン前戦と同様、ホンダファクトリー機にピッタリ喰いついての走行だった。
(2014年09月14日Gpone記事参照)
モト2『ミザノ決勝の経緯』
★エステヴェ・ラバト(カレックス)がシルヴァーストーン前戦に引き続き、ミザノでも優勝。
ラバト選手のコメント。
「大変なレースでした。ミカ(カリオ)が実に良いスタートで、挽回するには全力を尽くさなければならなかった。もちろん、抜けたのは彼のミスが大きかったからです。今後のレースに向け、とにかくスタートを上達させなければ。」
★ラバト選手のチームメイトのミカ・カリオ選手が2位。
★3位はグリッド6位スタートのヨハン・ザルコ(スッター)。
★イタリア勢トップは、グリッド19位スタートだったフランコ・モルビデッリの7位(カレックス)。
モルビデッリ選手のコメント。
「どっさりオーバーテイクができて、もの凄く楽しかったです。今日のパフォーマンスには満足ですね。それに、(フリアン)シモンとも大接戦ができたと思うし。あとは昨日のFP〜予選が残念で…これで、土曜の予選で観客に見せた失態を取り戻せてたら良いんですが。」
★転倒はリッキー・カルドゥスのスリップ、リカルド・ルッソ。ジョナス・フォルガーはライドスルー。
(2014年09月14日Gpone記事参照)
モト3『ミザノ決勝の経緯』
★シルヴァーストーン前戦に引き続き優勝したアレックス・リンス(ホンダ)のコメント。
「最高のレース戦略でした。あの辺のコーナーでは後ろに付いて、どうやったら優勝できるかを考えなければならないって分かってましたから。チーム全員と、ホンダと、それからお陰です。ここミザノまで来てくれたファンの皆さんのお陰です。」
★リンス選手のチームメイトであるアレックス・マルケスが2位を獲得し、次のようにコメントした。
「マルケス選手のコメント。4回も転倒し、こんなに苦労した週末だから、心身共にOKと言う状態ではありませんでした。リンスを捕らえようとはずっと思ってなかったんですが、ちょっと挑んでみました。だから、結果には満足してます。ランキング順位でも(ジャック)ミラーに対しポイントが稼げました。」
★ランキング首位のジャック・ミラー(KTM)が3位で、次のようにコメントした。
「もっと良い結果を出せたでしょうね。ホンダ組を捕らえようとかなりプッシュしました。レース序盤でミスってしまって、正直に言えば、あの2人を捕らえる事はできなかったでしょうね。ホンダ機は強いが、うちもそれほど離されてはいないから。」
★イタリア勢トップはエネア・バスティアニーニの4位(KTM)。
バスティアニーニ選手のコメント。
「素晴らしいレースでした。表彰台には上がれなかったけど、これまでの僕のレースの最高って言えるでしょ。凄い追い上げができました。昨日が惜しかったですね…ちょっとトラブってましたから。コースに慣れなくて…マシンにもちょっと問題がありました。」
★転倒はマッテオ・フェラーリ、ミゲル・オリヴェイラ、スコット・デルー。アンドレア・ロカテッリとフランチェスコ・バニャイアは技術トラブルによりリタイヤ。
(2014年09月14日Gpone記事参照)